【第1戦】日本シリーズ 阪神が快勝 オリックス山本から大量点

プロ野球の日本シリーズが28日から始まり、第1戦は、38年ぶりの日本一を目指す阪神がオリックスに8対0で勝ち、対戦成績を1勝0敗としました。

記事後半では試合の詳しい経過をお伝えしています。

阪神が初戦快勝 オリックス山本由伸を打ち崩す

ことしの日本シリーズは、18年ぶりにセ・リーグを制した阪神と、パ・リーグで3連覇を果たしたオリックスの顔合わせとなり、59年ぶりに関西を本拠地とするチームどうしの対戦となりました。

第1戦は京セラドーム大阪で行われ、序盤は、最優秀防御率など先発投手の主なタイトル4つを史上初めて3年連続で獲得したオリックス・山本由伸投手と、今シーズン初めて最優秀防御率のタイトルを獲得した阪神・村上頌樹投手の、両先発の投げ合いとなりました。

阪神 渡邉諒選手が先制タイムリー

阪神は0対0の5回、先頭の佐藤輝明選手がヒットで出塁し、次のバッターの初球で盗塁を決めると、その後、1アウト三塁とチャンスが広がり、指名打者に抜てきされた7番の渡邉諒選手のタイムリーヒットで先制しました。

阪神 近本光司選手2点タイムリー

さらに、1番の近本光司選手の2点タイムリースリーベースヒットなどで追加点をあげ、この回、山本投手から一挙4点を奪いました。

続く6回にも、8番の木浪聖也選手のタイムリーヒットなど、4安打を集めて3点を奪い、山本投手を6回途中でマウンドから降ろしました。

好投の阪神 村上頌樹投手

援護をもらった村上投手は、持ち味のコントロールのよさを生かしながら、自己最速を更新する152キロのストレートも投げるなど、力のこもったピッチングで、7回を2安打無失点の好投で、マウンドを降りました。

このままリードを守りきった阪神が8対0で勝ち、対戦成績を1勝0敗としました。

6回途中で降板したオリックス山本由伸投手

一方、2年連続日本一を目指すオリックスは、先発の山本投手が5回に5安打を集中され4失点を喫するなど、6回途中7失点と結果を残せなかったほか、打線も得点を奪えず、投打に精彩を欠きました。

第2戦は29日に京セラドーム大阪で午後6時半から行われます。

《第2戦 予告先発》

▽オリックス:宮城大弥投手
3年連続2桁勝利をあげ、クライマックスシリーズのファイナルステージでも好投。
▽阪神:西勇輝投手
2018年までオリックスでプレーし、古巣との対戦に。

《両チーム監督・選手談話》

◇阪神 岡田監督「打つ方が奮起してくれた この勢いで」

阪神の岡田監督は前回出場した2005年の日本シリーズでは4連敗を喫したため、監督としてはこれが日本シリーズ初勝利となりました。

試合後のインタビューでは「プレッシャーのある中で先発の村上投手がいつも通りのピッチングをしてくれた。なにより打つ方がきょうは奮起してくれた」と試合を振り返りました。打線が山本由伸投手から10安打を打って攻略したことについて「6月の交流戦で完封されていてひと回り目は抑えられたが、ふた回り目からみんな工夫して攻略し、個人個人が自分の役割を果たしてくれた」とたたえていました。

また7回無失点と好投した先発の村上頌樹投手のピッチングについては「クライマックスシリーズの初戦の方がプレッシャーがかかったみたいで、きょうはブルペンのときからもいい状態と報告を受けていたのでやってくれると信じていた」と話しました。

そして、あす以降の試合に向けて「久しぶりにこの舞台に立てたのは光栄に思う。初戦でこういう勝ち方できてこの勢いでゲームやっていきたい」と日本一に向けて意気込んでいました。

◇阪神 村上頌樹「交流戦のリベンジをしたいとマウンドに」

初戦の先発を任され7回無失点の好投で期待に応えた阪神の村上頌樹投手は「交流戦で山本投手と投げあって負けていたので、リベンジをしたいと思ってきょうはマウンドに上がった。いい緊張感が力に変わって序盤テンポ良く投げられて、ピンチでも粘れたのが無失点につながった」と振り返りました。

また、中盤に味方の援護を受けた展開について「4点、3点とビッグイニングで点を取ってくれたので、投げやすくなった。守って打って、こういう試合ができたのであしたもいい形で入れると思う」と話しました。そして最後に「初戦をとったが厳しい戦いが続くのでファンの皆さん、力を貸してください」と話していました。

◆オリックス 中嶋監督「切り替えやすい とりあえず、あす」

オリックスの中嶋聡監督は山本由伸投手について「カーブがうまく入っていなかったので苦しくなったのかなと思う。いろいろなところでの疲れもあるし、打たれることもある」と淡々と話しました。一方で「やられ方がやられ方だけに切り替えやすいかもしれない。とりあえず、あすです」と話していました。

【解説】オリックス 山本由伸 日本シリーズ初勝利ならず

オリックスのエース、山本由伸投手は、第1戦の登板に日本シリーズ初勝利をかけましたが、今シーズン最多の7失点と崩れ今回も勝ち投手になることができませんでした。

3年連続で日本シリーズに出場している山本投手は去年までの2年間で、3試合に先発登板しました。

おととしは▽第1戦で6回1失点▽第6戦で9回1失点と好投しましたが、いずれも勝ち負けはつきませんでした。

去年は▽第1戦で5回途中まで投げましたが、左脇腹を痛めて途中降板し4失点で負け投手となりました。その後はシリーズでの登板機会はなく2年連続で勝利を挙げることはできませんでした。

今回は登板前日に「コンディションは高まっている」と話し、第1戦の試合前も“関西対決”で大きな注目が集まる中、終始笑顔でウォーミングアップを行うなどリラックスした様子で日本シリーズ初勝利に期待がかかっていました。

試合でも自己最速にならぶ159キロのストレートや150キロに迫るフォークで打ち取り、好調な様子を見せていました。しかし、5回に阪神打線につかまりヒット5本を集められて、1イニングとしては今シーズン最多となる4失点を喫しました。

試合後の山本投手はカーブがストライクになりづらかったかと聞かれると、少々間を空けてから「打たれてしまった」とだけ話しました。

その上で、5回はストレートを打たれる場面が続いたことからストレートが狙われていた感覚があったか聞かれると「理由はいろいろあると思う」と、こちらもことばを濁し、打たれた理由については多くを語りませんでした。

それでも、このあとの日本シリーズの展開次第では再び登板する可能性は残されています。山本投手は「日本一になるのがチームの目標なので、次に投げる機会があれば、準備していきたい」と日本シリーズ初勝利に向けて前を向き球場をあとにしました。

《試合経過》

《先発メンバー》

◇先攻:阪神

1.(中) 近本
2.(二) 中野
3.(右) 森下
4.(一) 大山
5.(三) 佐藤輝
6.(左) ノイジー
7.(指) 渡邉諒
8.(遊) 木浪
9.(捕) 坂本
投手:村上

◆後攻:オリックス

1.(左) 池田
2.(三) 宗
3.(一) 中川圭
4.(右) 森
5.(指) 頓宮
6.(遊) 紅林
7.(二) ゴンザレス
8.(捕) 若月
9.(中) 野口
投手:山本

18:34【試合開始】

午後6時34分に日本シリーズ第1戦が始まりました。マウンドにはオリックスのエース、山本由伸です。

【1回表】阪神 中野ヒットも無得点

阪神は1アウトから2番・中野がチーム初ヒットで出塁しましたが続く、3番・森下が見逃し三振に倒れた際、盗塁に失敗し、結果的に3人で攻撃を終えました。

1.近本 ファーストゴロ
2.中野 レフト前ヒット
3.森下 見逃し三振
(オリックス 0-0 阪神)

【1回ウラ】オリックスは三者凡退

阪神の先発、村上は上々の立ち上がりに笑顔を見せてベンチに戻りました。

1.池田 ライトフライ
2.宗 ファーストゴロ
3.中川圭 空振り三振
(オリックス0-0阪神)

【2回表】阪神は三者凡退

阪神は4番・大山からの攻撃でしたが三者凡退に終わりました。オリックスの先発、エースの山本はこの試合最速の159キロをマークするなど好投を続けています。

4.大山 ショートフライ
5.佐藤輝 セカンドゴロ
6.ノイジー 見逃し三振
(オリックス0-0阪神)

【2回ウラ】オリックスは この回も三者凡退

阪神の先発・村上はパ・リーグの首位打者、5番・頓宮に対しては、ストレートでバットを折ってショートゴロに抑え、6番・紅林には、この試合最速の152キロのストレートで空振り三振を奪っています。

4.森 ファーストライナー
5.頓宮 ショートゴロ
6.紅林 空振り三振
(オリックス0-0阪神)

【3回表】阪神はこの回も三者凡退

オリックスの山本は、3回まで毎回の4つの三振を奪い隙を与えないピッチングを続けています。

7. 渡邉諒 空振り三振
8.木浪 レフトフライ
9.坂本 見逃し三振
(オリックス0-0阪神)

【3回ウラ】オリックスはこの回も三者凡退

阪神の先発、村上は、ここまで1人のランナーも出さない完璧なピッチングを見せています。

7.ゴンザレス ピッチャーゴロ
8.若月 ライトフライ
9.野口 セカンドゴロ
(オリックス0-0阪神)

【4回表】阪神 一塁二塁のチャンスも無得点

阪神は2巡目の攻撃に入り、先頭の近本のヒットと相手のエラーでノーアウト一塁二塁のチャンスを作りました。しかし、3番・森下がダブルプレー、4番・大山も見逃し三振で得点できませんでした。

1.近本 内野安打
2.中野 ファーストエラー
3.森下 ショートゴロダブルプレー
4.大山 見逃し三振
(オリックス0-0阪神)

【4回ウラ】オリックス 2巡目の攻撃も三者凡退

阪神の先発・村上が完璧なピッチングを続けています。

1.池田 見逃し三振
2.宗 セカンドゴロ
3.中川圭 ライトフライ
(オリックス0-0阪神)

★【5回表】阪神が一挙4点を先制

渡邉諒選手が先制タイムリー

阪神は先頭の5番・佐藤輝明のヒットと盗塁などで1アウト三塁のチャンスをつくり、7番・渡邉諒がタイムリーヒットを打って1点を先制しました。さらに2アウト一塁二塁のチャンスで1番・近本が2点タイムリースリーベースヒットを打ち、2番・中野も連続タイムリーヒットで続き、オリックスのエース、山本からこの回、一挙4点を奪いました。

5.佐藤輝 センター前ヒット
 二塁に盗塁 ノーアウト二塁
6.ノイジー ライトフライ 1アウト三塁
7.渡邉諒 センター前タイムリーヒット
(オリックス0-1阪神)
8.木浪 ライト前ヒット 1アウト一塁二塁
9.坂本 ピッチャーフライ 2アウト一塁二塁

近本光司選手が2点タイムリー

1.近本 右中間2点タイムリースリーベースヒット 2アウト三塁
(オリックス0-3阪神)
2.中野 レフト前タイムリーヒット
(オリックス0-4阪神)
3.森下 空振り三振

【5回ウラ】オリックス 初ヒットも無得点

オリックスは先頭の4番・森がチーム初ヒットとなる天井を直撃するエンタイトルツーベースを打つなどして1アウト一塁二塁のチャンスを作りましたが、後続が打ち取られ得点を奪えませんでした。

4.森 ツーベースヒット
5.頓宮 見逃し三振
6.紅林 フォアボール
7.ゴンザレス セカンドフライ
8.若月 サードゴロ
(オリックス0-4阪神)

★【6回表】阪神 3点を追加し7-0 山本由伸 この回で降板

阪神はこの回もオリックスの先発、山本を攻め、2アウト一塁三塁のチャンスから8番・木浪、9番・坂本の連続タイムリーで2点を奪いました。さらに満塁のチャンスで2番・中野がオリックスの2人目、山田から2打席連続のタイムリーヒットを打ち、この回3点を加えてリードを7点に広げました。オリックスの先発、山本は5回と3分の2を投げてヒット10本、7失点でした。

オリックス山本由伸投手 6回途中で降板

4.大山 フォアボール
5.佐藤輝 ファーストゴロ
6.ノイジー レフト前ヒット 1アウト一塁三塁
7.渡邉諒 見逃し三振 2アウト一塁三塁
8.木浪 レフト前タイムリーヒット 2アウト一塁二塁
(オリックス0-5阪神)

9.坂本 レフト線へのタイムリーツーベースヒット 2アウト二塁三塁
(オリックス0-6阪神)

▼オリックス投手交代 山本→山田
1.近本 フォアボール 2アウト満塁
2.中野 レフト前タイムリーヒット
(オリックス0-7阪神)

【6回ウラ】オリックス 3人で攻撃終わる

オリックスは先頭の9番・野口がピッチャーを強襲するヒットで塁に出ましたが、後続が打ち取られ、得点できませんでした。

9.野口 ピッチャー強襲ヒット
1.池田 セカンドゴロダブルプレー
2.宗 ライトフライ
(オリックス0-7阪神)

【7回表】阪神 ランナー二塁に進めるも無得点

阪神は2アウト二塁のチャンスを作りましたが、得点できませんでした。

▼オリックス 山田→ワゲスパック
3.森下 空振り三振
4.大山 フォアボール
5.佐藤輝 ピッチャーゴロ
6.ノイジー 空振り三振
(オリックス0-7阪神)

【7回ウラ】オリックス 三者凡退

オリックスは3番からの攻撃でしたが、三者凡退で終わりました。

3.中川 ファーストファウルフライ
4.森 センターフライ
5.頓宮 レフトフライ
(オリックス0-7阪神)

【8回表】阪神 3人で攻撃終える

▼オリックス投手交代 ワゲスパック→山岡
7.代打 糸原 フォアボール
8.木浪 セカンドゴロダブルプレー
9.坂本 空振り三振
(オリックス0-7阪神)

【8回ウラ】阪神 村上から2人目の加治屋に オリックス 三者凡退

オリックスはこの回も三者凡退でした。阪神は先発の村上に代わり、加治屋がマウンドに上がりました。村上は7回ヒット2本、無失点の好投でした。

▼阪神 投手交代 村上→加治屋
6.紅林 ショートゴロ
7.ゴンザレス 空振り三振
8.若月 ピッチャーゴロ
(オリックス0-7阪神)

★【9回表】阪神 1点を追加

阪神は1アウト満塁のチャンスをつくり、5番・佐藤輝明のサードゴロの間に三塁ランナーがかえって、1点を加えました。

▼オリックス投手交代 山岡→阿部
1.近本 右中間ツーベースヒット
2.中野 センターフライ
3.森下 センター前ヒット
4.大山 フォアボール
5.佐藤輝 サードゴロ
(オリックス0-8阪神)
6.ノイジー センターフライ
(オリックス0-8阪神)

【9回ウラ】オリックス 得点できず 阪神 初戦に勝利

オリックスは阪神の3人目、岩貞に3者連続三振に抑えられ、最後まで得点できませんでした。日本シリーズの第1戦は阪神が8対0で勝ちました。

▼阪神投手交代 加治屋→岩貞
9.野口 空振り三振
1.池田 空振り三振
2.宗 空振り三振
(オリックス0-8阪神)

《試合前の様子は》

18:00すぎ

会場のファンは“半々”

会場の京セラドーム大阪は、試合開始を前にほとんどの席が観客で埋まりました。バックスクリーンを境にライト側と1塁側がオリックスファン、レフト側と3塁側が阪神ファンで、おおよそ半分ずつとなっています。両チームの選手たちが紹介されると、それぞれのファンが大きな拍手を送っていました。

“関西対決”関連グッズは売り切れも

球場周辺では、午前中からグッズ売り場に長い行列ができ、日本シリーズに合わせて作られた商品の一部が早くも売り切れるなど、試合前から盛り上がりを見せています。オリックスによりますと、球場内と外にあるグッズ売り場は午前11時に開店する予定でしたが、およそ800人が並んだことから開店時間を30分早めたということです。さまざまな商品が並ぶなか、人気だったのは今回の日本シリーズに合わせて作られたオリックスと阪神のマスコットキャラクターやチームのロゴが書かれた限定のコラボタオルやキーホルダーで、午前中には売り切れたということです。オリックスによりますと、中には午前6時から並んだファンもいたということで、59年ぶりとなる“関西対決”は試合前から大きな盛り上がりをみせています。

16:00ごろ

◇阪神 中野拓夢 打撃練習で鋭い打球

阪神の2番・中野拓夢選手は午後3時半ごろグラウンドに姿を見せました。オリックスの山本由伸投手を攻略するカギの1人で、27日は「日本シリーズでお祭り男になりたい」と意気込んでいました。中野選手はセカンドでノックを受けて軽快な動きを見せたあと、バッティング練習では鋭い打球を打っていました。

14:00ごろ

◆オリックス 山本由伸 リラックスした様子で調整

先発するオリックスのエース・山本由伸投手は午後2時前、試合が行われる京セラドーム大阪に車で到着しました。このあとグラウンドに姿を見せ、1塁側ベンチの前で報道陣に笑顔であいさつし、いつもどおりキャッチボールなどをして試合に備えました。チームメートとも談笑する姿がたびたび見られ、3年連続、日本シリーズの第1戦を任されたエースは終始、笑顔でリラックスした様子でした。

《第1戦 見どころ》

ことしの日本シリーズは、18年ぶりにセ・リーグを制した阪神とパ・リーグで3連覇を果たしたオリックスが対戦します。いずれも関西を本拠地にしていて59年ぶりの“関西対決”となりました。第1戦の両チームの先発投手はともに防御率1点台、今シーズン、チームを引っ張った右腕です。

【予告先発(成績はレギュラーシーズン)】
▽阪神:村上頌樹投手

22試合 10勝6敗1HP 防御率1.75
★最優秀防御率

▽オリックス:山本由伸投手
23試合 16勝6敗 防御率1.21
★最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振
(先発投手の主要タイトル史上初 3年連続“4冠”)

【両監督 シリーズへの意気込み】

オリックス 中嶋聡監督
「相手が去年まで2年連続で対戦したヤクルトではないのでこれまでの経験がプラスになるかはやってみないと分からない。阪神は投手力の高いチームで、投手力では負けている。あまり打てないと思うので、チャンスでしっかり点を取って守り抜きたい」

阪神 岡田彰布監督
「ある程度、1年間対戦したチームで、こういう風にやったら勝てるからと、こっちは“普通どおり”にやったらいいけど、今回は相手がわからない。普通どおりできるわけないやんか。はっきり言うて。気持ちが高ぶるなかで、どんな状況でもいい結果を出すことが大事。そういう選手がシリーズ男みたいになるんちゃう」

《過去の対戦成績》

70年以上の歴史がある日本シリーズで初めて対戦する阪神とオリックス。2005年から始まった交流戦では、これまでに68回対戦し、ほぼ互角の戦いです。

▽オリックス:33勝
▽阪神:32勝
▽引き分け:3
今シーズンは6月13日から阪神の本拠地、甲子園球場で3試合を戦い、オリックスが2勝1敗で勝ち越しました。

【第1戦(6/13)】
オリックス 2-0 阪神
勝:山本由伸 負:村上頌樹 S:山崎颯一郎

【第2戦(6/14)
阪神 8-3 オリックス
勝:西勇輝 負:曽谷龍平

【第3戦(6/15)】
オリックス 3-2 阪神
勝:ワゲスパック 負:湯浅京己 S:平野佳寿

この3連戦はオリックスの中嶋聡監督が体調不良でベンチを外れていて、阪神の印象について「僕は体調不良で出ていないので全然、わかりません」とした一方、阪神の岡田彰布監督は現役時代にチームメートだった中嶋監督の印象について「現役の時は、肩はめっぽう強いいうのはあったけどな。そんな分析せえへんよ」と話しています。