【プロ野球結果】オリックス 山本由伸 ノーヒットノーラン達成

プロ野球は6試合が行われ、オリックスの山本由伸投手が去年に続き自身2回目、プロ野球史上100回目のノーヒットノーランを達成し、チームは優勝へのマジックナンバーを「12」としました。セ・リーグ首位の阪神も2位広島に勝って連勝を「7」に伸ばし、優勝へのマジックナンバーを一挙に3つ減らして「7」としました。

《パ・リーグ》

ロッテ×オリックス

ロッテ 対 オリックスは、オリックスが4対0で勝ちました。

○勝ち:山本投手14勝5敗
●負け:美馬投手2勝8敗
◎ホームラン:オリックス・杉本選手13号

オリックスは山本投手が2年連続2回目のノーヒットノーランを達成しました。150キロ台半ばの速球に加え、変化球のキレも抜群で、6回のフォアボールと9回に与えたデッドボールのランナー2人を出しただけでした。球数は102球で、三振8つを奪い、去年6月18日の西武戦以来となる自身2回目のノーヒットノーランの快挙で、リーグトップの14勝目を挙げました。打線は4回に杉本選手のスリーランで先制し、8回に森選手の犠牲フライで1点を加えました。オリックスは2位ロッテとの直接対決に勝って優勝へのマジックナンバーを2つ減らし「12」としました。

ロッテは3連敗です。

ソフトバンク×楽天

ソフトバンク 対 楽天は、ソフトバンクが7対2で勝ちました。

○勝ち:甲斐野投手2勝1敗2セーブ
●負け:田中将大投手7勝9敗

ソフトバンクは2点を追う7回に今宮選手の2点タイムリーツーベースで追いつき、さらに柳町選手のタイムリーや犠牲フライなどで、この回一挙5点を奪いました。7回に登板し、1イニングを無失点に抑えた3人目の甲斐野投手が2勝目をあげました。

楽天は田中将大投手が6回までヒット3本無失点に抑えていましたが、7回につかまって9敗目を喫し、チームの連勝も3で止まりました。

日本ハム×西武

日本ハム 対 西武は、西武が7対2で勝ちました。

○勝ち:隅田投手8勝8敗
●負け:加藤貴之投手7勝9敗
◎ホームラン:西武・古賀選手2号、中村選手16号

西武は3回に古賀選手のソロホームランや中村選手のスリーランなどで一挙5点を先制し、終盤にも源田選手のタイムリーなどでリードを広げました。先発の隅田投手は6回1失点で8勝目。西武は4連勝で、2年連続の日本ハム戦勝ち越しを決めました。

日本ハムは先発の加藤貴之投手が3回に集中打を浴び、4連敗となりました。

《セ・リーグ》

阪神×広島

阪神 対 広島は、阪神が5対1で勝ちました。

○勝ち:大竹投手10勝2敗
▽セーブ:岩崎投手3勝2敗31セーブ
●負け:森下投手8勝4敗

阪神は2回、ノイジー選手のタイムリーと大竹投手、近本選手の連続タイムリーツーベースで4点を先制しました。先発の大竹投手は7回途中まで投げて1失点に抑え、自身初のふた桁となる10勝目を挙げました。阪神は7連勝で優勝へのマジックナンバーを3つ減らし「7」としました。

広島は先発の森下投手が5回5失点と役割を果たせず、3連敗で、阪神とのゲーム差は「10」に開きました。

DeNA×ヤクルト

DeNA 対 ヤクルトは、ヤクルトが13対1で勝ちました。

○勝ち:小川投手8勝8敗
●負け:石田投手4勝8敗
◎ホームラン:ヤクルト・塩見選手6号

ヤクルトは同点の5回にオスナ選手のタイムリーや、濱田選手の2点タイムリーツーベースなど7者連続ヒットの猛攻で5点を奪いました。

さらに7回には、小川投手が満塁の走者を一掃するタイムリーツーベースを打つなど今シーズン最多のヒット20本を打ちました。先発の小川投手は7回を1失点の好投で通算100勝目を挙げました。

DeNAは投打に精彩を欠きました。

【プロ通算100勝目 ヤクルト小川投手「一生の思い出」】

プロ通算100勝目をあげたヤクルトの小川泰弘投手は、100勝目をあげたことについて「周りの人が喜んでくれたことが1番うれしい。今までお世話になったチームメイト、監督、コーチに感謝している。一生の思い出に残る試合になった」と話しました。

小川投手は大リーグの往年の剛速球投手、ノーラン・ライアンさんのように左足を顔の高さまであげるフォームで「ライアン」の愛称で呼ばれ、1年目から16勝をあげて新人王や最多勝のタイトルなどを獲得しました。しかし、結果を残せない時期もあり代名詞の豪快なフォームも一時期見直すなど、試行錯誤しながら投げ続け、11年目で節目の記録に到達しました。

33歳での到達について「若くもないので最近、投げ方や意識を変えて、よりコントロールを意識したり緩急を大事にしてきた。うまくシフトチェンジできた」と話しました。

また、マウンド上ではピンチでも表情を変えず、冷静に投げ続けるのも特徴の1つですが「もともと顔に出ないタイプだが気持ちの持ち方の勉強をしながらやってきた。ピンチだろうとそうでなかろうと同じ気持ちで投げるしかないので1球に集中しようと言う気持ちで、淡々とやれている」と話しました。

今後の目標についても「今は思い浮かばないですが1勝1勝やっていきたい」と最後まで表情を崩さず語りました。

巨人×中日

巨人 対 中日は、巨人が5対0で勝ちました。

○勝ち:菅野投手4勝6敗
●負け:高橋宏斗投手5勝10敗
◎ホームラン:巨人・丸選手16号、門脇選手3号

巨人は5回、菅野投手のタイムリー内野安打で先制し、6回に丸選手のソロホームランと代打・秋広選手の2点タイムリーで追加点を挙げました。先発の菅野投手は5回をヒット3本無失点で、およそ3週間ぶりの4勝目を挙げました。

中日は打線がつながらず完封負けを喫し、これで33イニング連続無得点となりました。