損保ジャパン 白川社長 引責辞任の方針 ビッグモーター問題で

損害保険ジャパンの白川儀一社長が、去年、ビッグモーターによる不正の可能性を認識していながら、いったん中止していたビッグモーターとの取り引き再開を促していた問題で、会社はこのあと取締役会を開き、白川儀一社長が責任をとって辞任する方針を固めました。

ビッグモーターに対する損害保険ジャパンの対応をめぐっては、白川社長が去年7月の役員会議で不正の可能性があるという見解を示しながら、ビッグモーターとの関係悪化を懸念して、いったん中止していた取り引きの再開を促していたことがわかっていて、金融庁はこうした判断に至った経緯などについて調査を進めています。

損害保険ジャパンはこのあと取締役会を開き、白川儀一社長が責任をとって辞任する方針を固めました。

損害保険ジャパンと親会社のSOMPOホールディングスは、きょう午後3時半から記者会見を開き、白川社長やSOMPOホールディングスの櫻田謙悟グループCEOらが不正請求問題への対応や新たな経営体制などについて説明することにしています。