断水の高齢者施設で暑さのなか復旧作業 秋田 五城目町

気象台は22日、東北地方の梅雨明けを発表しました。記録的な大雨で断水が続く秋田県五城目町では梅雨明けした22日も最高気温が30度を上回るなか復旧作業が行われました。

五城目町高崎の高齢者施設「グループホーム すずめだて」は、今月15日の大雨で床上30センチ程まで水につかり入所者の多くは近くの別の高齢者施設などに身を寄せています。

いまも入所している人たちはエアコンがある部屋で過ごしていますが、屋外では最高気温が30.3度と真夏日の暑さのなか、復旧作業が行われました。

強い日ざしが照りつけるなか、職員や工事業者は水分補給をしながら被災して使えなくなったものを整理したり、水を吸ってしまった断熱材を取り外したりしていました。

五城目町では23日、断水が解消する見込みですが、いまはまだ風呂にためていた水でトイレを流すなどの対応を続けているということです。

高齢者施設の舘岡重洋志施設長は「入所者が一刻も早く戻れるよう、復旧に向けて頑張っているところです。きょうは暑いですが、断水が復旧すれば労力が半分以下になるので助かります」と話していました。