サッカー女子W杯 日本はきょう1次リーグ初戦 ザンビアと対戦

オーストラリアとニュージーランドで行われているサッカー女子のワールドカップ、日本代表の「なでしこジャパン」は22日、1次リーグの初戦でザンビアと対戦します。

世界ランキング11位の「なでしこジャパン」は、1次リーグのグループCに入っていて、日本時間の22日午後4時からニュージーランドのハミルトンで世界77位のザンビアと対戦します。

FIFA=国際サッカー連盟によりますと、ザンビアはアフリカの内陸国として男女通じて初めてワールドカップ出場を果たしたチームで、日本とは今回が初めての対戦となります。

出場チームの中で世界ランキングが最も下のチームですが、身体能力の高い選手がそろい、近年急速に力をつけていて、おととしの東京オリンピックでは1次リーグで敗退したものの、格上のブラジルを相手に1点差で敗れるなど健闘しました。

そして、今月7日に行われた大会直前の強化試合では、世界2位のドイツに3対2で勝っています。

中でもエースストライカーのバーブラ・バンダ選手は抜群のスピードが持ち味で、東京オリンピックではオランダと中国を相手に2試合連続ハットトリックをマークし、今月、ドイツとの強化試合でも2得点をあげています。

日本は、バンダ選手にスペースを与えない守備をして、司令塔の長谷川唯選手を中心に攻撃のリズムを作りチャンスを確実に得点に結び付けて勝ち点3をあげたいところです。

「なでしこジャパン」の池田太監督は21日の会見で「スピードのある選手がいるのでわれわれのディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースをどうケアするか、意識を共有している。大会の初戦は常に大事になってくる。慎重かつ大胆に戦い、しっかり勝ち点を奪いたい」と話していました。