【詳しく】G7サミット閉幕 ゼレンスキー大統領が記者会見

G7広島サミットの閉幕にあたり、議長を務めた岸田総理大臣は、広島市の平和公園で記者会見を行い、ウクライナのゼレンスキー大統領の対面での参加を得て、連帯を示せたことは意義深いなどと成果を強調しました。

ゼレンスキー大統領は、平和公園を訪れ、原爆資料館を視察するとともに、原爆慰霊碑に献花を行いました。

※21日の動きを詳しくお伝えします。

ロシア外務省「G7はロシアとの包括的な対決に執着」

G7広島サミットを受けて、ロシア外務省は、21日、声明を発表しました。

この中では「G7サミットが閉幕したが、主な成果は、反ロシアと反中国の忌まわしい文章で満ちた一連の声明だ」として、友好関係にある中国を持ち出してG7サミットの一連の成果文書に反発しています。

またウクライナ情勢について言及し「G7は、文字通り、ロシアとの包括的な対決に執着している。アメリカの努力によって、ウクライナに対する西側の軍事支援の規模や時期の決定などに司令部的な役割を担った」と批判したうえで「ロシアに『戦略的な敗北』をもたらそうという意図を一貫して示し、ウクライナの指導者を呼び込み広島のイベントをプロパガンダのショーに変えた」としてゼレンスキー大統領の参加を批判しています。

そのうえで「G7は、西側ではない国々を味方に引き入れ、ロシアや中国との関係発展を阻止しようとしている。ただ、アジア太平洋地域や南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の利益を反映することはできない」と指摘し、ロシアが関係強化を目指すグローバル・サウスなど途上国や新興国を持ち出してG7に対抗する姿勢を強調しました。

また、サミットを広島で開催したことについて「皮肉的かつ冒とく的な選択だ。日本とアメリカは、極東での侵略戦争の発動や、日本の都市への野蛮な原爆投下の責任を認めることを拒否している」などと非難しています。

23:15 岸田首相 羽田空港到着

午後11時15分、G7広島サミットに関連する一連の日程を終えた岸田総理大臣は、政府専用機で羽田空港に到着しました。

22:17 岸田首相 政府専用機で広島空港出発 羽田空港へ

午後10時17分、G7広島サミットに関連する一連の日程を終えた岸田総理大臣は、政府専用機で広島空港を出発し、羽田空港に向かいました。

ゼレンスキー大統領「岸田首相と日本国民に感謝」

ウクライナのゼレンスキー大統領は日本時間の21日夜、SNSを更新し「世界中の誰もが、他国を尊重しなければならない。国境を認めなければならない。正義を守らなければならない。生命を大切にしなければならない。平和をみずからの責務としなければならない」などと投稿しました。

そのうえで、広島の街なかにあったウクライナの国旗について触れ「ウクライナの国旗があるということは、自由や生命、それに私たちウクライナ国民への信頼がある証拠だ。岸田総理大臣と日本国民の皆さん、支援をありがとう」と記し、日本への感謝の意を表しています。

21:36 ゼレンスキー大統領 広島空港から帰国の途へ

ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた航空機は、午後9時36分ごろ、広島空港を離陸し、日本を離れました。

21:09 バイデン大統領 岩国基地から帰国の途へ

アメリカのバイデン大統領を乗せたヘリコプターは、午後8時50分ごろ、山口県のアメリカ軍岩国基地に着陸しました。

そして、大統領を乗せた専用機「エアフォース・ワン」が午後9時9分ごろ、岩国基地を離陸し、日本を離れました。

20:58 ゼレンスキー大統領 広島空港到着

ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた車は午後8時58分ごろ、広島空港に到着しました。

このあと航空機で日本を離れます。

20:20 ゼレンスキー大統領「世界を脅す権利は誰にもない」

ウクライナのゼレンスキー大統領は午後8時20分ごろ、SNSを更新し、広島市の平和公園で、岸田総理大臣と原爆慰霊碑に献花した際の動画とともに「放射能による惨事で世界を脅す権利は誰にもない」と投稿しました。

20:11 バイデン大統領 乗せた車 宿泊先を出発

アメリカのバイデン大統領を乗せた車は、午後8時11分ごろ、宿泊先の広島市内のホテルを出発しました。

ゼレンスキー大統領 ウクライナの復興を成し遂げる決意を示す

G7広島サミットに参加したウクライナのゼレンスキー大統領は今夜、広島市内で会見し「ウクライナのバフムトで起きている破壊とかつての広島の写真が似ている」と述べロシアを改めて非難した上で、東部の激戦地バフムトも含めて将来的にウクライナの復興を成し遂げる決意を示しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日午後、広島市の平和公園を訪れたあと、岸田総理大臣との会談に臨んだのに続いて今夜7時半前から会見を行いました。

このなかでゼレンスキー大統領は「侵略者たちは、人々を支配下におくだけでなく、ウクライナ人を存在させないようにしている」と述べ軍事侵攻を続けているロシアを改めて非難しました。

そして「ウクライナのバフムトで起きている破壊とかつての広島の写真の風景が似ている。バフムトはすべての建物や道路が壊された状態だ。広島を見て、生きている街だと感じた。バフムトも将来、必ず再建できると思う」と述べ東部の激戦地バフムトも含めて将来的にウクライナの復興を成し遂げる決意を示しました。

またゼレンスキー大統領は「日本の街なかにウクライナの国旗が見えるが、これはウクライナの国民に対する信頼や支持の表れだ」と述べ謝意を示しました。

そのうえで「ウクライナが提案する和平に向けた10項目は将来の侵略国を止める手段となる」と述べロシア軍の撤退や領土の保全などを盛り込んだウクライナ側の和平提案が有効だと訴えました。

19:30 カナダ トルドー首相 広島空港を離陸

カナダのトルドー首相を乗せた専用機は午後7時半ごろ広島空港を離陸しました。

バイデン大統領 記者会見

アメリカのバイデン大統領はG7広島サミットの閉幕後、記者会見し、広島市の原爆資料館を訪れたことについて「核戦争の悲惨な現実と平和を築くための努力を決してやめないという私たちの共通の責任を強く認識させるものだった。G7のリーダーたちとともに、核兵器の脅威のない世界を目指して努力を続けるという決意を改めて確認した」と述べました。

また、「ゼレンスキー大統領との会談でアメリカは同盟国やパートナーとともにウクライナのパイロットに対してF16戦闘機を含む第4世代戦闘機の訓練を始めると伝えた。ウクライナ空軍の強化はウクライナの自衛能力に対する長期的な関与の1つだ」と述べました。

G7としての中国への対応については「私たちは中国との関係を断ち切ろうとは考えていない。私たちはリスクの回避と多様化を目指している。つまりサプライチェーンの多様化を目指し、必要な製品を1つの国に頼ることはしない。そうして、経済的威圧行為にともに対抗していく」と述べました。

19:11 岸田首相 ゼレンスキー大統領と会談 終了

午後7時11分、広島市の広島国際会議場で行われていた岸田総理大臣とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談が終わりました。

会談で岸田総理大臣は、日本として今後もロシアに対する制裁やウクライナへの支援を継続する方針を改めて直接伝え、一刻も早い軍事侵攻の停止とウクライナの復興に向けた連帯を確認したものとみられます。

ゼレンスキー大統領「今回のサミット 一生忘れることはない」

ウクライナのゼレンスキー大統領は岸田総理大臣との首脳会談の冒頭「本日はまたお目にかかれて、誠にうれしく思っています。こちら広島に招待いただき大変感謝しています。実はいままでG7のサミットで6回、オンラインでスピーチをさせていただいたことがありますが、今回初めて招待によって対面で参加することができてうれしく思っています。今回のサミットでこれだけウクライナに対する注目をいただいたこと、ウクライナの主権、領土の一体性、ウクライナの人たちに対する支持を表明していただき、一生忘れることはありません」と述べました。

18:24 岸田首相 ゼレンスキー大統領と会談 開始

午後6時24分、広島市の広島国際会議場で、岸田総理大臣とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談が始まりました。

両首脳が会談するのは、岸田総理大臣がウクライナを訪問した、ことし3月以来です。

18:08 岸田首相とゼレンスキー大統領 写真撮影

午後6時8分、広島市の平和公園で、岸田総理大臣とウクライナのゼレンスキー大統領が写真撮影を行いました。

18:08 ゼレンスキー大統領 原爆慰霊碑に献花

午後6時8分、ウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣と広島市の平和公園で、原爆慰霊碑に献花を行いました。

18:04 ゼレンスキー大統領 原爆資料館の視察終える

午後6時4分、ウクライナのゼレンスキー大統領は、広島市の原爆資料館の視察を終え、資料館を出ました。

このあと、平和公園で岸田総理大臣とともに原爆慰霊碑に献花を行うことにしています。

18:00 宇品島への立ち入り規制 終了

G7広島サミットが終わり、今月15日から続いていたメイン会場がある宇品島への立ち入り規制は、21日午後6時に終了し、6日ぶりに自由に往来できるようになりました。

広島市の本土側から宇品島にかかる橋の手前には、可動式の柵が設置され、全国から応援に来た警察官が24時間態勢で警備にあたってきましたが、柵は撤去され、さっそく複数の自動車が通過していました。

17:58 岸田首相 原爆資料館に入る

午後5時58分、岸田総理大臣が、広島市の原爆資料館に入りました。

岸田総理大臣は、このあとウクライナのゼレンスキー大統領と原爆慰霊碑に献花を行う予定です。

17:38 日本とベトナムの首脳会談 終了

午後5時38分、岸田総理大臣とベトナムのチン首相による首脳会談が終わりました。

岸田総理大臣は、このあとウクライナのゼレンスキー大統領と原爆慰霊碑への献花などを行うため、平和公園に向かう予定です。

17:23 ゼレンスキー大統領 原爆資料館に入る

午後5時23分、ウクライナのゼレンスキー大統領が、広島市の原爆資料館に入りました。

このあと、館内を視察することにしています。

17:21 ゼレンスキー大統領 平和公園に到着

ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた車は午後5時21分ごろ、広島市の平和公園に到着しました。

17:11 ゼレンスキー大統領 宇品島を出発

ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた車は午後5時11分ごろ、サミットのメイン会場のある広島市の宇品島を出ました。

ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた車は吉島通りを北上し、平和公園に向かっています。

17:04 日本とベトナムの首脳会談 開始

午後5時4分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とベトナムのチン首相による首脳会談が始まりました。

17:00 韓国 ユン大統領 広島空港を離陸

韓国のユン大統領を乗せた専用機は午後5時ごろ広島空港を離陸しました。

16:51 岸田首相と国連事務総長の会談 終了

午後4時51分、岸田総理大臣と国連のグテーレス事務総長の会談が終わりました。

16:43 英 スナク首相 広島空港を離陸

イギリスのスナク首相を乗せた専用機は午後4時43分ごろに広島空港を離陸しました。

16:30 ゼレンスキー大統領「アメリカに謝意」SNS投稿

ウクライナのゼレンスキー大統領は午後4時半すぎ、ツイッターにアメリカのバイデン大統領との首脳会談について投稿しました。

それによりますとゼレンスキー大統領は首脳会談で「アメリカからのこれまでの財政支援や、バイデン大統領が発表した新たな軍事支援に謝意を示した」としています。

また、「私はバイデン大統領による国際的な戦闘機の連合への支援の決定について言及した」としたうえで防衛力の強化に向けたさらなる協力やウクライナが和平に向けて掲げる10の項目の実行、それにウクライナの復興計画などについても議論したとしています。

16:22 岸田首相と国連事務総長の会談 開始

午後4時22分、広島市のホテルで、岸田総理大臣と国連のグテーレス事務総長の会談が始まりました。

16:06 バイデン大統領 宿泊先のホテルに到着

アメリカのバイデン大統領を乗せた車は午後4時6分ごろ、宿泊先の広島市内のホテルに到着しました。

15:56 バイデン大統領 宇品島を出発

アメリカのバイデン大統領を乗せた車は午後3時56分ごろ、サミットのメイン会場のホテルがある広島市の宇品島を出ました。

岸田首相 「逃げるのか」と呼び止められ説明

会見で、岸田総理大臣は、予定されていた質問に答えて、会場を離れようとした際、記者から「核軍縮ビジョンについて教えてください。総理、逃げるんですか」と呼び止められました。

このため岸田総理大臣は演台に戻り、核保有国に、透明性の向上を促すことなどを明記した核廃絶への日本の行動計画「ヒロシマ・アクション・プラン」の内容を詳しく説明しました。

そのうえで、「G7の歴史上初めて独立文書としてまとめられた成果文書の中で『ヒロシマ・アクション・プラン』を高く評価し、その考え方に基づいてG7で努力していくということを確認した。こうした考え方に基づいて努力を続けていきたい」と述べました。

15:27 岸田首相の会見 終了

午後3時27分、広島市の平和公園で行われた岸田総理大臣の記者会見が終わりました。

会見の中で岸田総理大臣は、ウクライナのゼレンスキー大統領の対面での参加を得て、連帯を示せたことは意義深いなどと成果を強調しました。

そして、今後も法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた取り組みを主導していく決意を示しました。

15:26 仏マクロン大統領 広島空港を離陸

フランスのマクロン大統領を乗せた専用機は午後3時26分ごろに広島空港を離陸しました。

15:09 独ショルツ首相 広島空港を離陸

ドイツのショルツ首相を乗せた専用機は午後3時9分ごろに広島空港を離陸しました。

14:43 議長を務めた岸田首相の会見 開始

午後2時43分、広島市の平和公園で、G7広島サミットの議長を務めた岸田総理大臣の記者会見が始まりました。

今回のサミットの成果などについて説明することにしています。

ゼレンスキー大統領「アメリカのおかげで戦えている」

ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカのバイデン大統領との首脳会談の冒頭、「あなたのリーダーシップ、そして新たな軍事支援に感謝する。アメリカのおかげでウクライナは戦場で戦うことができている。われわれは決して忘れない」とアメリカの支援に対して謝意を伝えました。

バイデン大統領「きょう新たな軍事支援を発表」

アメリカのバイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談の冒頭、「アメリカはウクライナの防衛能力を強化するためにできるかぎりのことをしている」と述べました。

そのうえで、「きょうアメリカは新たな軍事支援を発表する。これにはウクライナの戦闘能力強化のためのさらなる弾薬や大砲、軍用車などが含まれている」と述べました。

そして「ウクライナの主権と領土の一体性は交渉の余地がない。G7とともにわれわれはウクライナの味方であり、われわれはどこにも行かないと約束する」と述べました。

14:28 韓国 ユン大統領 宇品島を出発

韓国のユン大統領を乗せた車は午後2時28分ごろ、サミットのメイン会場のホテルがある広島市の宇品島を出ました。

14:03 岸田首相 宇品島を出発

岸田総理大臣を乗せた車は午後2時3分ごろ、サミットのメイン会場がある広島市の宇品島を出て、広島市中心部に向かいました。

ゼレンスキー大統領「誰もロシアと交渉せず」SNSに投稿

ウクライナのゼレンスキー大統領は午後2時すぎ、平和という大義のもと各国とともにあるとツイッターに投稿しました。

そして「侵略者がわれわれの土地にとどまる限り、誰もロシアとの交渉のテーブルにつくことはない」とロシアを非難しました。

そして、「世界には、ロシアに対して着実な平和の回復を迫るだけの力がある」と述べ、各国に支援の継続を訴えました。

ゼレンスキー大統領 岸田首相とG7メンバーに感謝

G7広島サミット最終日のセッションに参加したウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣のリーダーシップとこれまでのG7メンバーの支援に深い感謝の意を示しました。

13:54 G7広島サミット閉幕

G7広島サミットは午後1時54分、最後の閉会セッションが終わり、閉幕しました。

13:51 閉会セッション 開始

午後1時51分、G7広島サミット最後の閉会セッションが始まりました。

日米韓 連携を強める考えで一致

日米韓3か国の首脳は、会談の中で、ことし3月以降の日韓首脳による相互訪問や、先月のユン大統領の訪米などを通じて、首脳間の関係が深まっていることを踏まえ、日米韓3か国の連携を強めていく考えで一致しました。

そのうえで、北朝鮮のミサイル発射に関するデータを3か国で即時に共有することなど安全保障協力をさらに進めていくことに加え、インド太平洋地域の情勢に関する協議や、太平洋の島しょ国への関与を強化することなど、さまざまな分野で協力を具体化させていくことを確認しました。

バイデン大統領 日韓首脳をアメリカに招待 会談を提案

バイデン政権の高官によりますと、会談でバイデン大統領は両首脳をアメリカに招待し、3か国による首脳会談を開催することを提案したということです。

この高官は日程はまだ決まっておらず、詳細を調整しているとしています。

13:43 日米韓 3か国の首脳が会談

午後1時43分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とアメリカのバイデン大統領、韓国のユン大統領による日米韓3か国の首脳が会談しました。

交通規制で献血にも影響

G7広島サミット開催に伴う交通規制が行われる影響で、広島県赤十字血液センターでは5月18日から4日間、献血バスの配車をやめたほか、市内の中心部2か所にある献血ルームを2日ずつ休みにしています。

血液センターではサミットが終わった後の献血への協力を呼びかけています。

21日、開いていた広島市中区の献血ルームでは、事前予約制のみにしていることから献血に訪れる人はふだんの週末と比べると3分の1ほどになっているということです。

血液センターでは期間中の不足分を補うために事前に中四国各県と連携し血液の在庫をふだんの2倍確保しているということです。

13:34 セッション9 終了

午後1時34分、「平和で安定し、繁栄した世界に向けて」をテーマにしたセッションが終わりました。

ゼレンスキー大統領 G7首脳らとひざ詰めで対話 SNSに投稿

ウクライナのゼレンスキー大統領は午後1時半ごろ、SNSにイギリスのスナク首相やフランスのマクロン大統領など、G7の首脳らとカップが置かれた小さなテーブルを囲んで、ひざ詰めで話し合う動画を投稿しました。

この投稿の中では「ウクライナの防衛のために決定がなされるたびにわれわれの勝利が近づく」などといったメッセージがつけられ、ウクライナへの支援に対する謝意が示されています。

12:40ゼレンスキー大統領 連携深めロシアに対抗 強調

ウクライナのゼレンスキー大統領は午後0時40分すぎ、ツイッターに「すべての同盟国やパートナーたちとともにわれわれは民主主義や国際法、それに自由が尊重されることを保証する高いレベルの協力関係を築くことができた」と投稿しました。

そのうえで、「われわれが協力すればするほど、世界の中でロシアの狂気の道に追随する者は減っていくだろう。民主主義がより求められており、それはわれわれの協力によってもたらされる」とし、G7各国や招待国との連携を深めることでロシアと対抗していく姿勢を強調しました。

交通規制でフードデリバリーの配達員に影響

G7広島サミットの開催に伴う交通規制で、広島市中心部ではフードデリバリーの配達員の仕事にも影響が出ています。

配達員の40代の男性は「サミット初日の19日は、交通規制で数十分も待たされて大変だった。規制で配達が難しいと思って、ほかの配達員は諦めているのか、運ぶ人が足りていなくて、次々に注文がたまっている。運ぶ人がいないと配達料が上がるので、ある意味、稼ぎ時です」と話していました。

また、長年、配達員をしている30代男性は「ちゃんと配達できるように規制されていないエリアで仕事するように心がけています。配達員が足りなくて単価が上がっているので、19日はいつもの倍に近い、3万8000円くらい稼げました。これから配達するところは交通規制がされているので、遠回りしないといけません」と話していました。

岸田首相「平和と安定への挑戦 議論深めたい」

岸田総理大臣は、招待国の首脳らを交えた「平和と安定」をテーマにしたセッションの冒頭で「ウクライナのゼレンスキー大統領にも参加いただいている。ウクライナ情勢をはじめ、国際社会が直面する平和と安定への挑戦にどのように対応すべきなのか議論を深めたい」と述べました。

12:00 セッション9 開始 平和がテーマ

G7広島サミットは、正午に「平和で安定し、繁栄した世界に向けて」をテーマにした、9つ目のセッションが始まりました。

このセッションには、G7のメンバー以外の招待国8か国の首脳や7つの国際機関の代表に加え、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席しています。

11:44 セッション8 終了

午前11時44分、ウクライナのゼレンスキー大統領も対面で出席したウクライナ情勢をテーマとしたセッションが終わりました。

10:48 セッション8 開始 ゼレンスキー大統領が対面出席

午前10時48分、広島市のホテルで、ウクライナ情勢をテーマとしたG7広島サミット8つ目のセッションが始まりました。

このセッションには、20日に来日したウクライナのゼレンスキー大統領も対面で出席しています。

G7の首脳らは、結束して対ロシア制裁とウクライナ支援を継続する考えをゼレンスキー大統領に直接伝えるものとみられます。

10:44 ゼレンスキー大統領とG7各国首脳 写真撮影

ウクライナのゼレンスキー大統領は、午前10時半過ぎ、G7各国の首脳らとの写真撮影の場に姿を見せました。

撮影前には、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長、フランスのマクロン大統領と、それぞれ和やかな雰囲気でことばを交わしていました。

そして、岸田総理大臣の隣に立ち、短くことばを交わしたあと、各国の首脳らと一列に並んで写真撮影に臨みました。

撮影の後、首脳らがそろって討議が行われる部屋に向かう際には、アメリカのバイデン大統領がゼレンスキー大統領の肩に手をおいて並んで歩く姿が見られました。

イタリアのメローニ首相は、自国で発生した洪水による被害に対応するため、21日の会合には出席せず帰国することになり、かわりにベネデッティ駐日大使が出席しています。

仏 マクロン大統領「今回はウクライナ支援 結束の会議」

フランスのマクロン大統領は21日午前、広島で「今回のG7はウクライナ支援における結束の会議であり、われわれは強く一致した。日本はこの戦争が、ヨーロッパだけでなく世界の安全保障を守るための戦争であることを示す、鍵となる役割を示した」と述べ、議長国・日本の役割を評価しました。

そして「ウクライナは、インドやインドネシア、ブラジルなど、これまで交流が少なかった国に直接状況を話すことで、国際社会全体に、国連憲章や国の主権、それに領土保全への支持が不可欠だと思い出させるだろう」と指摘しました。

そのうえで、ゼレンスキー大統領の移動にフランス政府の航空機を提供したことについて「フランスは和平を構築し、解決策を模索する。ゼレンスキー大統領のG7での演説を可能にし、演説を聞く機会の少ない国々の前で演説する機会を作ったことは、フランスの名誉であり、外交大国としての役割だ」と述べました。

独 ショルツ首相「広島で平和を議論すること 正しい」

ドイツのショルツ首相は、記者団に対して「ロシアによるウクライナへのひどい攻撃が今も続くなか、広島のような象徴的な場所で平和と安全について具体的に議論していることは正しい」と述べました。

そして、「ウクライナの大統領がここにいることは非常に重要だ。G7諸国と集中的に協議しているだけでなく、招待されたグローバルサウスの国々ともまったく新しい集中的な協議が行われている」と述べました。

ゼレンスキー大統領 インドネシア大統領と会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日午前、インドネシアのジョコ大統領と会談しました。

ウクライナ大統領府によりますと、会談でゼレンスキー大統領は、ロシア軍による砲撃で民間のインフラ施設が破壊されていると、軍事侵攻の被害を訴えたということです。

そして、インドネシアが特に医療分野でウクライナを支援する方針を示したことに対して、謝意を伝えたとしています。

また、インドネシアのジョコ大統領は、ウクライナ産の農産物の輸出をめぐるロシアとウクライナの合意が継続されていることを歓迎したということです。

10:41 日本とオーストラリアの首脳会談 終了

午前10時41分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とオーストラリアのアルバニージー首相による懇談が終わりました。

10:33 バイデン大統領 宇品島に到着

アメリカのバイデン大統領を乗せた車は21日午前10時33分ごろ、サミットのメイン会場のホテルがある広島市の宇品島に入りました。

10:31 日本とオーストラリアの首脳会談 始まる

午前10時31分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とオーストラリアのアルバニージー首相による懇談が始まりました。

10:30すぎ ゼレンスキー大統領「G7サミットの1日をスタート」

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日午前10時半すぎ、ツイッターにカナダのトルドー首相との会談について「広島。カナダのトルドー首相との会談でG7サミットの1日をスタートした」と投稿しました。

その上で、トルドー首相とは安全保障や防衛分野でのさらなる協力や前線の戦況、ウクライナ兵の訓練、それにウクライナが和平に向けて掲げる10の項目を実行することの重要性などについて議論したとしています。

また、ウクライナでの地雷撤去についてカナダ政府の迅速な支援に謝意を示したということです。

10:30 日本とコモロの首脳会談 終了

午前10時30分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とコモロのアザリ大統領による首脳会談が終わりました。

10:15 沿道で歓迎の練習? 実は、警備上のテクニック

サミット最終日の21日も各国の首脳らを乗せた車列がひっきりなしに行き来する広島市内の幹線道路では、大勢の警察官が交差点や沿道に立って警戒にあたりました。

このうち、広島市南区の国道脇では、車列が近づいてきたら両手を振って歓迎するよう沿道の人に呼びかける警察官の姿が見られました。

サミットのムードを盛り上げるのがねらいかと思いきや、現場の警察官に尋ねると、これは警備上のテクニックなのだと教えてくれました。

警察官からすれば、沿道の人に手のひらを向けて振ってもらえば、危険物などを隠し持っていないかを効率よく確認できるというわけです。

警察官は、車列の通過時刻までまだ間があることがわかると、沿道の人たちに「カメラを持つか両手を振ってみてください」と呼びかけ、予行演習も行っていました。

10:23 バイデン大統領 宿泊先のホテルを出発

アメリカのバイデン大統領を乗せた車は21日午前10時23分ごろ、宿泊先の広島市内のホテルを出発しました。

10:02 韓国 ユン大統領 宇品島に到着

韓国のユン大統領を乗せた車は21日午前10時2分ごろ、サミットのメイン会場のホテルのある広島市の宇品島に入りました。

09:58 日本とコモロの首脳会談 始まる

午前9時58分、広島市のホテルで、岸田総理大臣とインド洋の島国で、AU=アフリカ連合の議長国を務めるコモロのアザリ大統領による首脳会談が始まりました。

09:47 岸田首相 宇品島に到着

岸田総理大臣を乗せた車は21日午前9時47分ごろ、サミットのメイン会場のホテルがある広島市の宇品島に入りました。

09:46 韓国 ユン大統領 平和公園を出発

韓国のユン大統領を乗せた車は21日午前9時46分ごろ、広島市の平和公園を出発しました。

招待国首脳など 原爆慰霊碑や原爆ドームの説明受ける

G7広島サミットに招待された国の首脳や国際機関の代表は、集合写真の撮影に続いて、広島市の松井一実市長から原爆慰霊碑や原爆ドームなどについて説明を受けました。

09:32 岸田首相と招待国首脳ら 集合写真撮影

午前9時32分、広島市の平和公園で、岸田総理大臣とG7広島サミットに招待された国の首脳や国際機関の代表による集合写真の撮影が行われました。

09:31 岸田首相と招待国首脳ら 原爆慰霊碑に献花

午前9時31分、岸田総理大臣とG7広島サミットに招待された国の首脳や国際機関の代表は、広島市の平和公園で、原爆慰霊碑に献花を行いました。

09:25 招待国首脳らとの原爆資料館視察終了

午前9時25分、岸田総理大臣とG7広島サミットに招待された国の首脳や国際機関の代表が、原爆資料館の視察を終え、資料館を出ました。このあと、平和公園の原爆慰霊碑に献花を行うことにしています。

09:00 ゼレンスキー大統領 カナダ首相と会談

G7広島サミットに参加するため20日から広島を訪れているウクライナのゼレンスキー大統領は、21日午前9時ごろ、カナダのトルドー首相と会談しました。

会談の冒頭、2人はかたい握手と抱擁を交わし、トルドー首相は「カナダを含むG7はウクライナを強力に支援します。直接話せてうれしい」と述べ、歓迎しました。

また、ゼレンスキー大統領は「われわれを支援してくれているカナダの政府と国民に感謝します」と述べました。

09:00前 岸田首相と招待国首脳など 原爆資料館を視察

午前9時前から、岸田総理大臣とG7広島サミットに招待された国の首脳や国際機関の代表が、原爆資料館を視察しています。

08:28 日韓首脳会談 終了

午前8時28分、岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル大統領による首脳会談が終わりました。会談では、首脳間の相互往来「シャトル外交」が本格化していることを踏まえ、関係改善の流れをいっそう確かなものにするため、緊密な意思疎通を続けていく方針を確認したものとみられます。

ユン大統領「岸田首相の慰霊碑訪問 勇気ある行動」

日韓首脳会談の冒頭、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、会談に先立って韓国人原爆犠牲者慰霊碑を岸田総理大臣と一緒に訪問したことについて「韓国人原爆犠牲者に対する追悼の気持ちを伝えるとともに平和の未来に備えるための岸田総理大臣の勇気ある行動として記憶されるだろう」と述べました。

そのうえで、今月7日にソウルで開かれた前回の首脳会談後の共同記者会見で、岸田総理大臣が太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題に関連して「当時、厳しい環境のもとで多数の方々が大変、苦しい、悲しい思いをされたことに心が痛む思いだ」と述べたことに触れ、「心のこもった姿を示した岸田総理大臣の勇気と決断は大切なことだ」と評価しました。

さらにユン大統領は「私たちの深い信頼をもとに、両国関係の発展はもちろん、地球規模の課題への対応について深く意見交換したい」と述べました。

岸田首相「会談3度目 日韓関係の進展を示すもの」

冒頭、岸田総理大臣は3月以降、ユン大統領との会談が3度目となることについて、「われわれのもとでの日韓関係の進展を如実に示すものだ」と強調しました。

また、会談に先立ってユン大統領とともに、韓国人原爆犠牲者慰霊碑で献花したことについて「日韓両国の関係でも世界の平和を祈る上でも大変重要なことだ」としたうえで、「このあと、ほかの首脳とも合流し、ともに原爆資料館を訪れ、平和公園の慰霊碑に祈りをささげたい」と述べました。

そして、「きょうはG7サミットの機会でもあり、日韓関係のあり方に加えて、グローバルな課題についても両国の連携強化について意見を交わしたい」と述べました。

07:56 日韓首脳会談始まる

午前7時56分、広島市の広島国際会議場で、岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル大統領による首脳会談が始まりました。日韓首脳会談は、今月上旬に、岸田総理大臣が韓国を訪問して行われたのに続き、今月2回目となります。

07:36 岸田首相 韓国ユン大統領とともに慰霊碑に献花

午前7時36分、岸田総理大臣はG7広島サミットに招待している韓国のユン・ソンニョル大統領とともに広島市の平和公園で、韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花を行いました。日韓両国の首脳がそろって慰霊碑を訪れたのは初めてです。

07:33 韓国 ユン大統領 広島市 平和公園に到着

韓国のユン大統領を乗せた車は21日午前7時33分ごろ、韓国人原爆犠牲者慰霊碑のある広島市の平和公園に到着しました。

07:22 岸田首相 宇品島を出て広島市中心部へ出発

岸田総理大臣を乗せた車は21日午前7時22分ごろ、サミットのメイン会場のある広島市の宇品島を出て、広島市中心部に向かいました。

伊メローニ首相 “洪水被害に対応するため帰国”

G7広島サミットに参加しているイタリアのメローニ首相は、日本時間の21日未明、広島市内で記者会見し、イタリア北部のエミリアロマーニャ州で発生した洪水による被害に対応するため、21日に行われるG7の会合には出席せずに帰国すると発表しました。

メローニ首相は「この2日間、広島で仕事をしてきたが、率直に言ってこのような混乱した時期にイタリアから遠く離れた場所にいるのは、もはや不可能だ」としたうえで、「この選択は、G7のほかの国のリーダーたちとも共有したものであり、その連帯感の表明に感謝したい」と述べました。

またメローニ首相は、イタリアが来年のG7の議長国を務めることに関連し、次のサミットを来年6月に南部のプーリア州で開催することを明らかにしました。

ホワイトハウス “バイデン大統領がゼレンスキー大統領と会談”

ホワイトハウスは、バイデン大統領が日本時間の21日午後、G7サミットが開かれている広島でウクライナのゼレンスキー大統領と会談すると、発表しました。

バイデン大統領は直接、ゼレンスキー大統領に対し、アメリカによる軍事支援は揺るぎないと強調するものと見られます。

さらにホワイトハウスは、バイデン大統領が岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル大統領とともに日米韓3か国の首脳会談を行うと、明らかにしました。