47都道府県 レベル判断のための2指標10項目(7月10日時点)

新型コロナウイルスの感染状況について、都道府県の医療のひっ迫度合いがどのレベルにあるかを示す指標では、7月10日時点で、沖縄県の「確保病床の使用率」が53%になり、政府の分科会が示す「対策を強化すべきレベル」の目安を上回っています。
また、すべての都道府県で「新規陽性者数」の先週比が1倍を超え、全国的に感染が拡大する状況となっています。

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、医療のひっ迫の度合いを重視して対策を行うとする考え方をまとめています。

医療がどれだけひっ迫するかは各都道府県で異なるため、レベルの判断は都道府県が行うとしています。

これを受けて内閣官房は、都道府県がどのレベルにあるか判断するための指標として「医療提供体制等の負荷」と「感染の状況」の2つを示しています。

このうち「医療提供体制等の負荷」には「確保病床の使用率」「重症確保病床の使用率」など、5つの項目があります。

また「感染の状況」には「PCR検査の陽性率」10万人当たりの「新規陽性者数」「感染経路が不明な人の割合」など、5つの項目があります。

内閣官房は、7月10日時点の全国47都道府県すべてのデータを発表しました。

このうち、沖縄県の「確保病床の使用率」は53%と、政府の分科会が示している「対策を強化すべきレベル(50%以上)」の目安を上回りました。

また、新規陽性者数の先週比は、すべての都道府県で1倍を上回って、中には3倍を超える自治体もあり、感染が全国的に拡大する状況となっています。

都道府県別のデータについては、NHKの特設サイトで詳しく紹介しています。こちらをご覧ください。