パレスチナのガザ地区で11日、イスラム教の神聖な月「ラマダン」が始まりました。イスラム教の人たちは、1か月ぐらい、太陽が出ている間に食べたり飲んだりしません。
アメリカやアラブの国などは、ラマダンが始まるまでに戦いを止めることができないか、イスラエルなどと話し合っていました。しかし、イスラエル軍は11日も攻撃を続けて、たくさんの市民が亡くなりました。ガザ地区の男性は「ラマダンのときに、こんなに悲しい気持ちになったことはありません」と話しました。
国連のグテーレス事務総長は「今は平和のための期間です。戦いをやめて、命を助けなければなりません。これ以上亡くなる人を増やさないために、リーダーたちが行動する必要があります」と言いました。