日本には、ニホンオオカミというオオカミがいましたが、100年ぐらい前にいなくなったと言われています。はく製や標本はあまり残っていません。
国立科学博物館にあるはく製の動物がニホンオオカミの可能性が高いとわかりました。今月、中学校1年生の小森日菜子さんと専門家が発表しました。
小森さんは、小さいときからニホンオオカミが好きで、勉強していました。小学生のとき、茨城県の国立科学博物館の倉庫にあるはく製を見て、「ニホンオオカミに似ている」と考えました。
専門家と一緒に研究すると、このはく製は100年以上前に上野動物園で飼っていたニホンオオカミの可能性が高いことがわかりました。
小森さんは「顔や足の形などを見て、これはニホンオオカミだとすぐに感じました。うれしくて、踊りたくなりました」と話しています。