トヨタ自動車は29日、10種類の車をお客さんに渡すのを止めると決めました。エンジンを作っている豊田自動織機が、国が決めた試験のとき、いいデータを出すために正しくないやり方をしていたためです。
愛知県や岐阜県、三重県にある4つの工場では、29日夕方、この車の生産を止めました。2月1日までの予定です。
トヨタ自動車の社長は「大変申し訳ありません。この問題についてしっかり調べて、同じことが起こらないようにします」と話しました。
豊田自動織機を調べた委員会の人は「社員たちは決まったスケジュールに遅れないようにすることばかりを考えていました。管理職の人たちも決まりを守ることを大切にしていませんでした」と話しました。