地震で大きな被害を受けた石川県の能登半島の北側では、海の底が上がって、海の中にあった岩などが見えている所があります。約90kmの海岸で陸が約4.4km²広くなりました。
専門家が調べると、輪島市門前町の港では堤防が4mぐらい高くなっていました。堤防についた貝などの場所から地震の前の海の表面を調べて、今と比べました。別の場所でも、約3.6m高くなって、岩が段になっている所がありました。
輪島市や珠洲市の北側には、海岸が3つの段になっている所があります。
この段は、約6000年の間に大きな地震でできたと考えられています。
専門家は「能登半島は、地震で何度も海の底が上がってできた半島です。何千年もなかった大きなことが起こったと考えています」と話しています。
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