防衛省は、アメリカ軍の普天間基地を沖縄県の辺野古に移すため、海を埋める 工事をしています。しかし県では、辺野古に移すことに反対している知事が選挙で選ばれました。県は工事に反対しています。
新しく必要になった工事について、裁判所は12月、県に「工事をすることを認めなさい」と言いました。しかし、県は認めませんでした。
県が認めない場合、法律では、代わりに国が認めたら工事をすることができます。国は12月28日、工事をすることを認めました。このように国が代わりに認めたのは初めてです。防衛省は必要な工事を1月中旬から始めるための準備をしています。
県は、最高裁判所にもう一度裁判をしてほしいと言っています。しかし、県が裁判で勝つまで、工事を止めることはできません。
沖縄県の玉城知事は「国は県の考え方を全然大切にしていません。これは沖縄県だけの問題ではありません」と話しました。