国は、新しいデザインの1万円と5000円と1000円のお札を7月3日から使うことにしました。
新しい1万円のお札には、「近代日本の経済の父」と呼ばれている渋沢栄一がデザインしてあります。5000円は、日本の女性で初めてアメリカに留学した津田梅子、1000円は、細菌の研究をした北里柴三郎です。前にお札のデザインが変わったのは2004年です。
偽物をつくることができないように、新しい技術を使っています。光って見えるホログラムのところは、お札を斜めにすると、渋沢栄一の顔などが3Dで右や左に動いて見えます。この技術を使ったお札は世界で初めてです。
日本銀行は3月の終わりまでに、新しいお札を全部で45億3000万枚印刷する計画です。新しいお札を使い始めたあとも、今のお札を使うことができます。