和歌山県の山の中にある町では、新聞を配達する人が足りなくなっています。
田辺市中辺路町の竹中清さんと妻の婦志子さんは、新聞を配達する店を経営しています。清さんは82歳、婦志子さんは79歳です。2人は、年をとって体力がなくなったため、11月で配達をやめることを決めました。
町の人は、新聞の配達を続けてほしいと言っています。このため新聞を作っている会社が、しばらく配達を手伝います。しかし、会社はいつまで続けることができるかわからないと話しています。
竹中清さんは「台風や雨がたくさん降っている日でも休まないで配達しました。よくできたと思います」と話していました。
新しい方法を考えている町もあります。日高川町の一部では、去年9月に新聞の配達がなくなりました。町は、これからドローンで新聞を配達することを考えています。