東京電力は今年8月から、福島第一原子力発電所で処理した水に残っている放射線を出す物質の濃度を、基準より薄くして海に流しています。
IAEAは、2015年から毎年、福島県の海でとれる魚などが安全かどうかを調べています。今年は19日に調査が始まりました。処理した水を海に流し始めてから初めてです。いわき市の港で、ヒラメなど6種類の魚を70kgぐらいずつ箱に入れました。
今年の調査には、日本とIAEA、韓国、カナダ、そして中国から、全部で12人の専門家が参加しました。中国が参加するのは初めてです。中国は、日本の魚が安全かどうか心配だと言って、日本からの輸入を止めています。
IAEAによると、持って帰った魚をそれぞれの国で調べたあと、その結果をIAEAがまとめて発表する予定です。
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