SFTSは、マダニにかまれてウイルスがうつる病気です。熱が出たり下痢になったりします。効く薬がないため、亡くなる危険もあります。
国立感染症研究所によると、今年SFTSの治療を受けた人は今月8日までで122人いました。2013年に調べ始めてからいちばん多かったのは去年の118人でした。今年はそれより多くなっています。
治療を受けた人は山口県が13人、宮崎県が12人、大分県が11人など西日本が多くて、神奈川県でも1人いました。
専門家は、地球温暖化のためマダニがいる場所が広がっているかもしれないと言っています。そして「晴れた日はマダニが多く動きます。キャンプなどで山の中に行くときは気をつけて、長袖の服や長いズボンを着るようにしてください」と言っています。