去年9月、神奈川県でアマゾンの荷物を運ぶ仕事をしていた男性が、階段で滑って2mぐらい下に落ちました。男性は、腰の骨を折るけがをして、2か月の間仕事ができませんでした。
男性は、アマゾンの荷物を運ぶ会社が雇う 社員ではなくて、フリーランスで働いていました。
仕事が原因でけがをしたり、病気になったりしたとき、役所が労災(労働災害)だと認めると、保険のお金をもらうことができます。役所は9月に、この男性のけがを労災だと認めました。
男性の弁護士などは、アマゾンの荷物を運ぶ人が、仕事のときの事故で労災だと認められたのは、日本で初めてだろうと話しました。
男性は「荷物を運んでいるときの事故でけがをしても、しかたがないとあきらめる人がたくさんいます。働き方がよくなっていくといいと思います」と話しました。