警察庁けいさつちょうによると、今年ことし7月がつと8月がつに809人にんが山やまで遭難そうなんして、けがをした人ひとや亡なくなった人ひとなどがいました。1968年ねんに調しらべ始はじめてから、いちばん多おおくなりました。この中なかで亡なくなった人ひとと行方不明ゆくえふめいの人ひとは、61人にんです。

山やまに登のぼるツアーに参加さんかした50歳さいぐらいの女性じょせいは、崩くずれやすい岩いわが多おおい道みちで転ころんで、10mぐらい下したに落おちました。女性じょせいは頭あたまから血ちが出でて、自分じぶんで山やまを下おりることができなくなりました。

専門家せんもんかは「特とくに40歳さいから60歳さいまでの人ひとの事故じこが多おおくなっています。新型しんがたコロナウイルスを心配しんぱいして、長ながい間あいだ山やまに登のぼっていなくて、体からだや足あしの力ちからが弱よわくなっている人ひとがいます。前まえよりも簡単かんたんな山やまを選えらんで、具合ぐあいが悪わるくなったらすぐに山やまを下おりてください」と話はなしています。

警察庁けいさつちょうは「これから、多おおくの人ひとが紅葉こうようを見みに山やまに登のぼると思おもいます。自分じぶんの力ちからにあった計画けいかくを考かんがえて、必要ひつような物ものをしっかり準備じゅんびしてほしいです」と話はなしています。