日本にっぽんでは、お葬式そうしきなどで、亡なくなった人ひとが入はいったひつぎの近ちかくに行いってお別わかれをすることがあります。

消費者庁しょうひしゃちょうによると、ひつぎの中なかに顔かおを入いれた人ひとが亡なくなる事故じこが3件けんありました。ひつぎの中なかを冷ひやすために入いれるドライアイスは、気体きたいの二酸化炭素にさんかたんそになります。消費者庁しょうひしゃちょうは、この二酸化炭素にさんかたんそを吸すったため中毒ちゅうどくになって事故じこが起おこったと考かんがえています。

国民生活こくみんせいかつセンターが、ひつぎに10kgのドライアイスを入いれて実験じっけんをしました。ふたを閉しめると、二酸化炭素にさんかたんそは20分ぷんで、吸すうと意識いしきがなくなる濃度のうどになりました。

そのあと、ふたを開あけても、なかなか濃度のうどは下さがりませんでした。

このため消費者庁しょうひしゃちょうは、お別わかれのときに、ひつぎに顔かおを入いれないように言いっています。部屋へやの空気くうきを十分じゅうぶんに入いれ替かえることにも気きをつけてほしいと言いっています。