米こめの質しつを悪わるくするカメムシがとても増ふえています。このカメムシは、「クモヘリカメムシ」や「イネカメムシ」などです。体からだの大おおきさは1cmぐらいで、稲いねの栄養えいようを吸すって米こめを黒くろくしてしまいます。

千葉県農林総合研究ちばけんのうりんそうごうけんきゅうセンターは7月がつ、31の田たんぼで米こめに悪わるいカメムシがどのくらいいるか調しらべました。その結果けっか、いつもの年としの2倍ばいぐらいいました。10年ねん間かんでいちばん多おおくなりました。

農林水産省のうりんすいさんしょうは、本州ほんしゅうや九州きゅうしゅう、四国しこくのいろいろな所ところで米こめに悪わるいカメムシが増ふえると考かんがえています。特とくに、千葉県ちばけんや埼玉県さいたまけん、宮城県みやぎけん、大分県おおいたけんなど14の県けんで増ふえると考かんがえて、注意報ちゅういほうを出だしています。

専門家せんもんかは「米こめに悪わるいカメムシは暑あつくて湿度しつどが高たかい所ところが好すきです。今年ことしは春はるから夏なつに暑あつい日ひが続つづいたため、増ふえたと考かんがえています」と話はなしています。