7月の雨の被害が大きかった秋田市で3日、「竿燈まつり」という東北地方で有名なお祭りが始まりました。昔から続いていて、国の大切な文化財になっています。
竹の棒にたくさんのちょうちんをつけた「竿燈」を高く上げて、今年もたくさん米などができるように祈ります。竿燈は大きくなった稲のように見えます。
3日の夜、256本の竿燈が高く上がって、ちょうちんの黄金色の光が夏の夜の空に広がりました。大きな竿燈は長さが12m、重さが50kgあって、竿燈を上げる人たちは額や肩、腰の上に上手にのせていました。
見に来た人たちは「どっこいしょ」と大きな声を出して、楽しんでいました。秋田市の大学生は「雨の被害で困っている人がいて、私も暗い気持ちでしたが、竿燈まつりで元気になりました」と話していました。
竿燈まつりは6日までです。