プラスチックのごみは、波の力や紫外線などで壊れて、小さくなります。大きさが5mm以下のものは、マイクロプラスチックと呼ばれています。魚などが食べやすいため、問題になっています。
北見工業大学のグループは、2021年から今年2月まで、北海道の雪を調べました。世界遺産になっている知床や、旭岳、釧路湿原など8つの場所を調べました。その結果、全部の場所で雪の中からマイクロプラスチックが見つかりました。
多くは0.06mm以下のとても小さいものでした。グループは、空気の中にあったマイクロプラスチックが雪と一緒に降ったと考えています。
グループの人は「人が住んでいる所から遠い場所でも、マイクロプラスチックが雪の中に入っていました。これからも調べていく必要があると思います」と話しています。