国立国際医療研究センターは、新型コロナウイルスがうつった人に症状が続いているかどうか調べました。2020年2月から2021年11月に、センターや病院に行った502人に話を聞きました。
症状があると言った人の割合は、ウイルスがうつってから6か月過ぎた人が32.3%、1年過ぎた人が30.5%でした。1年6か月過ぎた人は25.8%で、4人に1人が後遺症のような症状があると言っていました。
1年過ぎた人の症状は、記憶に問題がある人が11.7%でした。集中しにくいが11.4%、においがわからないが10.3%などでした。
調べた医者は「オミクロン株は、後遺症が出る割合が低いと言われていますが、心配ないと言うことはできません。これからもうつらないようにしてください」と話しています。