有名な映画のイベント「カンヌ映画祭」がフランスでありました。日本の早川千絵監督の「PLAN 75」が新人監督の特別な賞をもらいました。
この映画は、お年寄りが増えて、75歳を過ぎた人が自分で生きるか死ぬかを選ぶことができるようになった未来の日本の話です。夫が亡くなっていて、仕事をやめさせられた78歳の女性が、どうしたらいいか悩みます。
早川監督は「社会で弱い人が悪く言われたり、何でも自分の責任だという考え方が多くなったりして、助けてと言うことができなくなっています。生きていることは尊いと伝えたかったです」と話しました。
このほかに、日本の是枝裕和監督が韓国で作った映画「ベイビー・ブローカー」に出た俳優が、最もすばらしい男性の俳優に選ばれました。