風疹の最新ニュース

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風疹流行 プロレスラーも感染・啓発 2013年03月29日

妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害の出る恐れのある風疹。

全国で試合をしているプロレス団体では選手が相次いで感染して試合を欠場したため、選手やスタッフに予防接種を受けるよう指示するとともに、試合会場で観客に対しても感染防止にはワクチンの接種が有効だと訴えています。

選手が風疹に感染したのはプロレス団体の「ノア」です。ことし2月から3月にかけて所属する12人の選手のうち3人が相次いで感染し、試合を欠場しました。

このうち丸藤正道選手は3月中旬に高熱と全身に発疹が出て検査の結果、風疹と診断され2試合を欠場しました。

選手の感染が相次いだことを受けてノアは所属選手と社員全員に予防接種を受けるよう指示しました。接種費用は全額会社が負担するということです。

また、試合を見に来たファンに対しても会場でチラシを配ったり、場内アナウンスで風疹の感染予防に有効なワクチンの接種を呼びかけたりしています。

団体の副社長もつとめる丸藤選手は「だるさを感じ熱が出た翌日、全身に発疹が出て風疹と分りました。両手も手首を曲げられず、指も突き指したかと思うほどの痛みが2、3日続きました。自分はかからないだろう、予防接種をしているだろうと思い込んでいましたがかかってみて初めて、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの人生を変えてしまう重大なことだと知りました。ひとごとではなく自分の事と受け止めて多くの人に予防接種を受けてほしい」と話しています。