NEW2018年01月11日

新車販売 なぜ「軽」がトップ?

去年1年間の新車の販売ランキングが発表されました。国内で最も売れたのは、ホンダの「NーBOX」で、軽自動車が3年ぶりにトップになりました。

上位10車種を見てみると、6車種が軽自動車。売れている理由は、やっぱり価格と維持費の安さ?

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それもあるけど、「安さ」だけじゃないの。最近は衝突を避ける自動ブレーキなどさまざまな機能が搭載され、この10年で軽自動車の価格は3割ぐらい値上がりしているわ。高齢ドライバーなどの事故を防ぐ「安全機能」を重視する消費者も増えていて、こうしたトレンドを作ったのが、今回首位に立ったホンダの車と言われているのよ。

今後も軽自動車人気が続きそうなんですか?

そういう見方もあるけど、どうかしら。いまから30年前、平成元年のランキングを見ると、1位はトヨタ自動車の「カローラ」。昭和41年に発売され、国内では33年連続でランキングの首位をひた走り、国内では累計で1200万台以上売れたとされているわ。

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そのカローラも首位の座に居続けることはできなかったというわけですか…。

カローラが首位から転落したのは平成14年。ホンダの「フィット」が25万台余りを販売して首位に立ったの。それと前後して、「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーで平成9年に登場し、販売を伸ばしてきたのが世界初の量産ハイブリッド車、トヨタの「プリウス」。平成21年についにトップに立ったのよ。

「燃費のよさ」が売りですよね。

ホンダの「フィット」や日産自動車の「ノート」などトヨタ以外のメーカーもハイブリッド車に力を入れて、販売を伸ばしている。いまは、軽自動車やハイブリッド車の人気が根強いけど、最近は電気自動車や自動運転など次々に新しい技術が生まれているの。平成の次の時代はどんな車が登場するのか、楽しみね。