新型コロナ 世界からの報告
アメリカ 新型コロナ「XBB.1.5」
新規感染者の7割余に CDC推計

2023年2月11日

アメリカで感染が広がっている新型コロナウイルスのオミクロン株、「XBB.1.5」について、CDC=アメリカ疾病対策センターは、国内で新たに感染した人の7割余りが、このウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。

アメリカのCDCは2月11日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、74.7%がオミクロン株の「XBB.1.5」に感染しているとする推計を2月10日、発表しました。

前の週の65.9%と比べるとおよそ9ポイントの増加となり、2022年12月以降、アメリカでの感染拡大が続いています。

一方、アメリカで新たに報告された感染者の数は、2月8日の時点で1日平均およそ4万人と2023年1月中旬以降、減少傾向を示しています。

また、新たに入院する患者の数は、2月7日の時点で1日平均3600人余り、死者の数は、2月8日の時点で1日平均およそ450人で、いずれも2023年1月中旬以降は、おおむね減少する傾向にあります。

「XBB.1.5」について、CDCは最新のワクチンを追加接種すれば、症状が出るのを抑える一定の効果があると分析し、接種を呼びかけています。