新型コロナ 世界からの報告
ロシア コロナ感染拡大止まらず
感染者数は過去最多に

2021年11月7日

ロシアでは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、政府が11月7日までの9日間、全土で経済活動を制限してきましたが、1日の感染者数が過去最多になるなど収まる兆しが見られず、一部の自治体では制限措置が延長されることになりました。

新型コロナウイルスの感染の再拡大が続いているロシアでは11月7日までの9日間、全土で企業などの休業日とする大統領令が出されました。

政府は経済活動を制限して国民に不要不急の外出を控えるよう呼びかけてきましたが、11月6日も政府の発表で1日の感染者数が4万1000人を超え、これまでで最も多くなるなど感染拡大が収まる兆しが見られません。

一部の州では病床の使用率が90%以上になるなど医療体制のひっ迫が伝えられ、こうした州では飲食店の店内での営業などを停止する大幅な制限措置がさらに1週間程度、延長されることになりました。

また多くの自治体でも劇場などに入る際の接種証明の提示が義務づけられるなど制限措置が続けられるということです。

ロシアでは全人口の3割程度にとどまっているワクチンの接種がここにきて各地で増えてきているということですが、政府は引き続きワクチンの接種を国民に強く呼びかけています。