新型コロナ 世界からの報告
韓国 コロナ感染者急増
4回目接種へ 重症化リスク高い人など

2022年2月14日

韓国では、新型コロナウイルスのオミクロン株の影響で感染者が増え続けていて、政府は重症化のリスクが高い人などを対象に、4回目の接種を行うと発表しました。

韓国では変異ウイルスのオミクロン株による感染が拡大していて、保健当局によりますと2月13日の一日に確認された新型コロナウイルスの感染者は5万4619人と5日連続で5万人台となりました。

韓国ではこれまでに3回目のワクチン接種を終えた人は57.3%となっていますが、政府は追加の接種を終えてから時間が経過したことなどで感染者が増えているとして2月14日、4回目の接種を行うと発表しました。

対象となるのは、追加の接種から4か月以上が経過し、基礎疾患があるなど、重症化のリスクが高いとされる人のほか、入院患者や医療従事者など合わせておよそ180万人で、ワクチンが残っている医療機関では、2月14日からでも接種が可能だということです。

一方、感染者が急増する中、これまで無料で行っていたPCR検査について韓国政府は、対象を60歳以上や抗原検査で陽性だった人に絞るなど、医療現場の負担軽減を図っていますが、各地で抗原検査のキットが不足しているということで政府は難しい対応を迫られています。