新型コロナ 世界からの報告
韓国 新型コロナ 飲食店
時短営業などの規制 2週間延長

2021年12月31日

韓国政府は新型コロナウイルスの重症者が1000人を上回る日が続いていることから、飲食店の時短営業などの規制をさらに2週間延長したうえで、百貨店や大型のスーパーを訪れる際にはワクチン接種の証明書の提示を義務づけることを決めました。

韓国で新型コロナウイルスの新規感染者は12月30日、4875人で、ピーク時の7000人台に比べて減少していますが、重症者は1056人と1000人を上回る日が続いています。オミクロン株への感染もこれまでに894人が確認されていて警戒が続いています。

感染拡大を受けて飲食店の時短営業や私的な集まりの人数制限など12月18日から規制が再び強化されましたが、韓国政府は当初、2022年1月2日までとしていた措置を2週間延長すると12月31日に発表しました。

さらに新たな規制も明らかにされ、百貨店や大型のスーパーを訪れる際にはワクチン接種の証明書やPCR検査の結果の提示を義務づけるということです。

またオミクロン株の市中感染が本格的に拡大する前にワクチンの3回目の接種を急がなければならないとして改めてワクチンの接種を呼びかけています。

キム・ブギョム(金富謙)首相は、12月31日午前に開かれた政府の対策会議で「今後の2週間で医療体制を整えてオミクロン株に対応できるようにしていく」と述べ、規制延長への理解を求めました。