新型コロナ 世界からの報告
韓国 感染拡大で最も厳しいレベルの規制措置
8月22日まで延長へ

2021年8月6日

韓国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、韓国政府はソウルなど、首都圏で続けている最も厳しいレベルの規制措置を8月22日まで延長することを決めました。

韓国では感染力の強い変異ウイルスの「デルタ株」が広がっている影響で、7月6日以来、連日感染者が1000人台で推移していて、8月5日も全国で1704人の感染が確認されました。

韓国政府はソウルなどの首都圏について、4段階で最も厳しいレベルの規制措置をとっていますが、8日までとしていた措置を2週間延長して8月22日までとすることを決めました。

首都圏で期間を延長するのは2度目で、午後6時以降の私的な会合は2人に制限されるほか、スポーツイベントは無観客で行うなど、厳しい規制が続くことになります。

キム・ブギョム(金富謙)首相は8月6日朝の対策会議で、8月下旬から学校の2学期が始まることに触れたうえで「子どもたちが安全に登校して勉強できる環境を整えなければならない」などと述べて理解を求めました。

一方、韓国では、これまでに人口の40%にあたる2000万人余りが1回のワクチン接種を終えています。

8月26日には、18歳から49歳を対象にした接種が始まる予定で、韓国政府は、ことし11月までに集団免疫を達成することを目指しています。