新型コロナ 世界からの報告
コロナの感染者 インドネシアで過去最多
在住の日本人1人死亡

2022年2月16日

インドネシアでは新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、2月15日新たに確認された感染者はおよそ5万7000人と過去最多となりました。

2月に入ってからは現地在住の日本人1人の死亡も確認されています。

インドネシアでは2021年10月以降、新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者は、1000人を下回る状況が続いていましたが、1月からオミクロン株による感染が急速に拡大しています。

インドネシア政府によりますと、2月15日は新たに5万7049人の感染が確認され、これまでで最も多くなりました。

また、死亡した人も134人となっています。

感染は現地に住む日本人の間でも広がっていて、インドネシアの日本大使館によりますと、2月13日に70代の男性1人が感染して亡くなったのが確認されたということです。

インドネシアでは2021年、デルタ株の感染が拡大するなどして、これまでに現地在住の日本人20人以上が亡くなっていますが、日本人の死者が確認されたのは2021年9月以来だということです。

感染の急増にともなって、インドネシア政府は2月7日から首都ジャカルタなどで、企業の在宅勤務の割合を50%以上に引き上げたり、レストランの利用人数を制限したりするなど、規制を強化していました。

一方で、デルタ株と比べ、比較的症状が軽い人が多いとしてインドネシア政府は軽症の場合には自宅などで療養するよう呼びかけています。