新型コロナ 世界からの報告
インド ニューデリー
コロナ感染者数低水準で規制が緩和

2022年2月28日

インドの首都ニューデリーでは、新型コロナウイルスの新規の感染者数が低い水準で落ち着いていることから、飲食店の人数制限などの規制が緩和されました。

インドでは、水際対策などもすでに緩和されていて、社会活動は平常に戻りつつあります。

インドでは新規の感染者数が1月下旬以降、急速に減少し、ニューデリーの1日当たりの新たな感染者は、2月27日の時点で484人、陽性率は0.95%と低い水準が続いています。

こうした中、ニューデリーでは2月28日から飲食店が人数制限なしで営業できるようになったほか、およそ2年ぶりに、自家用車でのマスクの着用義務もなくなりました。

市内にあるレストランの統括マネージャー、ラケシュ・ジャーさんは「客席が半分だけだと寂しい感じでしたが、すべての席が使えるようになり、みんな喜んでいます。新型コロナとの闘いの出口まで来ている気がします」と話していました。

このほか2月28日からは、夜間の外出禁止措置も解除されたほか、公共交通機関など引き続きマスクの着用が義務づけられる場所で違反した際の罰金も500ルピー、日本円でおよそ770円と4分の1に減額されました。

インドでは2月に入り、すべての入国者に義務づけていた7日間の隔離措置といった水際対策などもすでに緩和されていて、社会活動は平常に戻りつつあります。