新型コロナ 世界からの報告
中国 上海の学校で半年ぶりに対面授業再開
厳しい感染対策続く

2022年9月1日

新型コロナウイルスの感染対策で、厳しい外出制限が行われていた中国 上海の学校では、9月1日から新学期が始まったのに合わせて、半年ぶりに対面の授業が再開しました。

中国の上海にある小中学校では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2022年3月中旬以降、一部を除いて、原則オンラインで授業が続けられてきましたが、9月1日から新学期が始まったのに合わせて、半年ぶりに対面での授業が全面的に再開しました。

現地にある日本人学校でも、9月1日朝、児童たちが登校し、教職員たちとの久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られました。

登校するには毎日、PCR検査を行う必要があり、日本人学校では校内に検査場を設け、児童や教職員が検査を行うということです。

小学3年の女子児童は「友達や先生に会うのが楽しみです。休み時間に鬼ごっこなどみんなでできる遊びがしたいです」と話していました。

女子児童の父親は「子どもたちが登校できるようになったのは一歩前進だと思いますが、新型コロナ対策は今も厳しいです」と話していました。

感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が続く中国では、感染者が見つかった地域で外出制限が行われているほか、入国後の隔離や交通機関などの利用でPCR検査の陰性証明の提示が求められるなど、厳しい感染対策が続いています。