新型コロナ 世界からの報告
マカオ カジノ含むほとんどの経済活動を停止
コロナ急拡大で

2022年7月11日

マカオでは6月以降、新型コロナウイルスの感染が急拡大し、地元政府は7月11日から市民に厳しい外出制限を求め、主要産業のカジノを含むほとんどの経済活動を停止する措置をとりました。

マカオでは、2020年1月に最初に新型コロナウイルスの感染者が確認されたあと、これまで感染の拡大はほぼ抑え込まれてきました。

しかし衛生当局によりますと、6月中旬以降オミクロン株の感染が急速に拡大し、この3週間余りで、合わせて1500人以上が新たに感染しました。

これを受けてマカオ政府は市民に対し、7月11日から17日まで食料品の調達など生活に必要な場合を除いて外出しないよう求める措置をとりました。
違反すると刑事罰が科せられるということです。

マカオでは、6月下旬から映画館やカラオケ店などの営業が停止されていますが、7月11日からは主要産業のカジノも営業停止となっています。

マカオは高度な自治が認められた「一国二制度」のもと、中国本土とは異なる新型コロナ対策を行ってきましたが、徹底した封じ込めを行う中国政府の方針に合わせる形で厳しい措置がとられ、市民生活や経済への影響が広がっています。