中国では上海で新型コロナウイルスの感染拡大による厳しい外出制限が続く中、内陸部の陝西省・西安でも、2022年1月以来となる全市民を対象にした外出制限が4月16日から始まりました。
中国内陸部 陝西省の中心都市・西安では、当局によりますと新型コロナウイルスの感染者が4月2日から4月15日までに43人確認されました。
地元当局は、今回の感染拡大は変異ウイルスのオミクロン株が中心で感染力が強いとして、4月16日から4月19日までの4日間、およそ1300万人の全市民を対象に外出を制限する措置を始めました。
今回の措置ではスーパーの営業や医療機関の診療などはこれまでどおり認めるとする一方、市民には原則として自宅にとどまるよう求めるとしています。
西安では2021年12月から2022年1月にかけてデルタ株の感染が広がり、全市民を対象に厳しい外出制限が行われたばかりで、対策の強化を再び余儀なくされた形です。
習近平指導部は感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を堅持するとしていて、最大の経済都市・上海などで厳しい外出制限が続けられています。