東京 港区 新型コロナとインフルエンザの
ワクチン同時接種開始

2022年11月1日

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されることから、東京 港区は、65歳以上の区民などを対象に、両方のワクチンをその場で接種する取り組みを始めました。

新型コロナ対策について助言する厚生労働省の専門家会合は、インフルエンザが例年より早く流行し、新型コロナとの同時流行が懸念されると指摘しています。

こうした中、東京 港区は、冬に向けてインフルエンザのワクチン接種を推進しようと、区内に4つある新型コロナの集団接種会場の1つで、インフルエンザのワクチンも同時に接種する取り組みを、11月1日から始めました。

対象は、これまでに2回以上新型コロナのワクチンを接種した65歳以上の区民などで、事前に予約がなくてもその場で2つのワクチンを接種できます。

会場では午前9時半から接種が始まり、スタッフが希望を確認していました。

両方のワクチンを接種した85歳の女性は「それぞれの予約を取るのは大変なので、一度に済んでよかったです」と話していました。

みなと保健所の土井重典課長は「手間暇かけずに感染も抑えるという利便性を重視した。第8波が起きたとしても小さく抑えられるよう全力を尽くしたい」と話していました。

この会場での同時接種はことし中にあと8回予定されていて、詳しい日程などは区の広報誌やホームページで確認してほしいということです。