都内 感染状況「緩やかな減少傾向」
“マスクの適切な着用を”

2022年5月26日

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況について、都の専門家は、新規陽性者数が緩やかな減少傾向にあると分析しつつ、場面に応じてマスクを適切に着用するなど、引き続き、感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。

東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が5月26日開かれ、都内の感染状況は、4段階のうち上から2番目の警戒レベルが維持されました。

新規陽性者の7日間平均は、5月25日時点で、前の週のおよそ92%のおよそ3304人となり、専門家は「緩やかな減少傾向にある」と分析しました。

一方、新規陽性者のうち、30代以下が全体の68.7%を占めていて、専門家は「これまでの感染拡大時は、まず若年層に感染が広がり、その後、中高年層に波及している」と述べ、警戒を呼びかけました。

そのうえで「マスクを場面に応じて適切に着用するなど、引き続き基本的な感染防止対策を徹底し、さらに新規陽性者を減らす必要がある」と述べました。

また、医療提供体制について専門家は「通常の医療との両立が可能な状況である」として、下から2番目の警戒レベルを維持しました。

専門家は入院患者の数が横ばいで、重症患者も低い値で推移していると分析し「通常医療とのバランスをとりながら、柔軟な病床の運用を行う必要がある」と指摘しました。