新型コロナとインフルエンザ
同時流行“先手先手の準備を”首相

2022年10月13日

新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される中、岸田総理大臣は医療関係の団体や自治体などに対し、先手先手の準備が必要だとして、ワクチンの接種やオンライン診療など、保健医療体制のさらなる拡充に協力を呼びかけました。

政府は10月13日、総理大臣官邸で新型コロナとインフルエンザの同時流行への対策を検討するタスクフォースの初会合を開き、岸田総理大臣や加藤厚生労働大臣のほか、医療関係の団体や地方自治体の代表らが出席しました。

この中で岸田総理大臣は、新型コロナ対策について「9月、ウィズコロナに向けた新たな段階への移行の全体像を示したが、今後も科学的知見に基づきながら、できるだけ平時に近い社会経済活動が可能となるように取り組んでいきたい」と述べました。

そのうえで「冬に向けてインフルエンザとの同時流行の可能性が専門家から指摘されている。先手先手で同時流行を想定した準備が必要であり、全体像で示した新たな療養の考え方を実行に移すとともに、ワクチンの接種やオンライン診療をはじめとする保健医療体制のさらなる拡充を進めていく」と述べ、協力を呼びかけました。