日本代表パラクロスカントリー・バイアスロン
北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。
森宏明 もり・ひろあき
【生年月日】1996/4/26
【出身地】東京都
プロフィール
クロスカントリースキー、座って滑るクラスの森宏明選手は東京 板橋区出身の25歳。高校2年生の時の交通事故で、両足の膝から下を失いました。事故に遭うまでは野球に打ち込んでいた森選手は、高校では甲子園を目指すチームの「エースで4番」でした。大好きだった野球を事故で諦めざるをえなくなり「野球のない生活は考えられない」と一時は人生の目標を失いかけましたが、事故の1か月後に東京パラリンピックの開催が決まったことから、障害者スポーツに目を向けるようになりました。その後、いろいろなスポーツに挑戦する中で、大学3年生の時に誘われたクロスカントリースキーを体験したことで「東京出身の自分にとって雄大な景色の中で自然とともに競技ができる環境が新鮮で生活が豊かになった」とのめり込み、競技を始めて5シーズン目で初のパラリンピック出場を果たしました。体をしなやかなに使い、シットスキーの上で背中が波打つようにしなる独特のフォームが特徴で、体のバネを使って推進力を生み出します。座って滑るクラスではロシアなどの海外勢がライバルとなりますが、初めてのパラリンピックで入賞を目指します。
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