日本代表パラクロスカントリー・バイアスロン

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

阿部友里香 あべ・ゆりか

【生年月日】1995/10/7

【出身地】岩手県

プロフィール

クロスカントリースキーと、バイアスロンの立って滑るクラスに出場する阿部友里香選手は岩手県山田町出身の26歳。生まれたときに神経が圧迫された影響で、左腕が動かない障害があります。中学2年生の時にテレビで見たバンクーバーパラリンピックをきっかけに競技を始めましたが、その翌年に発生した東日本大震災で自宅が全壊する被害を受けました。その後、盛岡市の高校に進学して本格的にスキーに取り組み、3年生の時には、ソチ大会で初めてのパラリンピックに出場を果たし、クロスカントリーの15キロクラシカルで8位に入賞しました。続くピョンチャン大会では、個人での入賞は逃したものの、男女混合リレーで日本の4位入賞に貢献しました。ただ、個人種目で思うような結果が出なかったことで競技を続けるべきか悩んだといいます。それでも地元の友人との手紙でのやりとりなどをきっかけに「みんなにエネルギーを与えたい」と東日本大震災で被害を受けたふるさとのためにも競技を続ける道を選びました。その後、日本のパラクロスカントリーの第一人者、新田佳浩選手と一緒にトレーニングを行い、滑走フォームの改善などに取り組み、2021年12月のカナダでのワールドカップで参加基準タイムをクリアし北京大会の切符を手にしました。2021年秋には結婚を発表し「落ち着いて競技にいちばん力が入っている」と公私ともに充実した26歳は、3回目のパラリンピックで、メダル獲得に挑みます。

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