日本代表パラクロスカントリー・バイアスロン

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

出来島桃子 できじま・ももこ

【生年月日】1974/6/24

【出身地】新潟県

プロフィール

バイアスロンとクロスカントリースキーの立って滑るクラスに出場する出来島桃子選手は新潟市出身の47歳。新潟県の新発田市役所に勤めながら競技を続けています。大学1年生だった19歳のとき、突然しびれ出した右腕に悪性の腫瘍が見つかり、手術の後も力が入らない障害が残りました。26歳から本格的に競技を始め、31歳で出場した2006年のトリノ大会から5大会連続のパラリンピック出場となります。39歳のとき、現役最後という思いで臨んだソチ大会では、得意とするバイアスロンの12.5キロで運営側のミスにより、誤ったコースを滑ったほかの選手と距離を合わせるため最後の1周で別のコースを滑ることを余儀なくされるトラブルに見舞われました。その結果、終盤までトップだった出来島選手は最後の1周で順位を落として7位に終わりました。それでも「忘れ物を取りに行きたい」とパラリンピックでのメダル獲得を目指して競技を続け、北京大会では、得意とするバイアスロンに力を入れています。弾を打つ際に呼吸の乱れによる照準のぶれを少なくして精度を上げるため、的を狙う順番を変えたり、動作の細部を細かく変更したりして調整を進めてきました。

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