日本代表パラスノーボード

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

田渕伸司 たぶち・しんじ

【生年月日】1981/12/7

【出身地】兵庫県

プロフィール

足に障害があるクラスの田渕伸司選手は兵庫県たつの市出身の40歳。特別支援学校の教員で、パラリンピックには初めての出場です。22歳のときにスノーボードを始めた田渕選手は兵庫県の高校で数学を教えながらその合間に雪山に通っていました。26歳の時、芝のゲレンデで練習中にコースの外に落下し、両足の大たい骨を骨折し、約4か月の入院とリハビリ生活を終えたものの右足にまひが残りました。それでも田渕選手は「半年後は冬なので、スノーボードのことばかり考えていた」とすぐにスノーボードを再開し、2015年に国内で初めて開かれたパラスノーボードの大会に出場したことをきっかけに 強化メンバーに選ばれました。しかし、ピョンチャン大会の代表入りはできず、競技を続けるかどうか悩んだと言います。それでも、家族や同僚、それに教え子からも後押しされ、再びパラリンピック出場を目指すことを決意しました。そして今は「障害がある自分にしかできないことがきっとある」と授業の合間に筋力トレーニングをしたり、休みの日には1日中滑り込みをしたりして練習に励み、2021年12月にオーストリアで行われたワールドカップで3位に入りました。田渕選手は「ピョンチャンに出場できないという悔しい思いをした分、北京では金メダルを目指して頑張りたい」と念願だったパラリンピックの舞台に立ちます。

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