日本代表パラスノーボード

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

岡本圭司 おかもと・けいじ

【生年月日】1982/2/20

【出身地】兵庫県

プロフィール

足に障害があるクラスの岡本圭司選手は神戸市出身。初めてのパラリンピック出場です。高校卒業後にスノーボードの魅力を知った岡本選手は、世界のトップ選手が出場する国際大会で5位に入るなど、スロープスタイルの選手として活躍しました。その後、海外や国内企業とスポンサー契約を結んで活動し「スノーボードの楽しさを 知ってもらいたい」と雑誌やDVDで魅力を発信する取り組みに力を入れていました。しかし、33歳のとき、スノーボードで雪山を滑り降りる様子を撮影中に崖から転落する事故で、腰椎など10数か所を骨折し、脊椎損傷によって下半身が動かせなくなりました。医師から車いすの生活を宣告された時、岡本選手は「死にたい」と思ったと言います。それでも、妻の支えを受けながら「再び雪の上に戻る」という強い意志を持ってリハビリに取り組み、右足に機能障害は残ったものの歩けるまでに回復し、事故から約1年後には再び雪山で滑れるようになりました。そして、初めて国内のパラスノーボードの大会に出場したことをきっかけに36歳から本格的に競技に取り組み始めました。右足に障害があるため、滑り方を一から見直し、これまで取り入れてこなかった筋力トレーニングで下半身の筋力を強化して、2021年4月にイタリアで行われたワールドカップで準優勝するなど着実に実力を伸ばしてきました。岡本選手は「この体だから表現できる事、今の自分だから成せる事が少しずつ見えてきて、その先に進むためにも北京で最高の滑りをしたい」と初めてのパラリンピックに挑みます。

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