原大智 はら・だいち

プロフィール

男子モーグルの原大智選手は東京 渋谷区出身の24歳。2大会連続のオリンピック出場です。持ち味は下半身の強さを生かした安定したターンです。前回、初出場となったピョンチャン大会では、日本の男子選手としてはモーグルで初めてのメダルとなる銅メダルを獲得しました。その後、競輪の学校の「特別選抜試験」に合格し、2020年、競輪選手としてデビューしました。冬のオリンピックメダリストが競輪との二刀流に取り組み、大きな注目を集めてきました。2021-22年シーズンは競輪中心にトレーニングをしていたことによる影響もあり、序盤はワールドカップで好成績を挙げることができませんでしたが、第4戦で自己最高の2位に入るなど、徐々に調子を上げて2大会連続のオリンピックへの切符をつかみました。その一方で、原選手は「スキーをやりながら競輪を続けるには体と心が持たない」などとして北京大会のシーズン限りでモーグルの引退を表明しています。集大成となる大舞台で再びメダル獲得なるか、注目が集まっています。