水の事故相次ぐ 三重 岐阜 愛媛 高知 福岡では死亡事故も

各地で危険な暑さとなった7日、水の事故が相次ぎました。

三重 紀宝町 港で釣りに来ていた70歳男性が死亡

7日正午ごろ、三重県紀宝町の港で、釣りに来ていた和歌山県新宮市の建設作業員、寒作千秋さん(70)が海面に浮かんでいるのを、近くで釣りをしていた男性が発見しました。

通報を受けた消防などが引き上げて病院に搬送しましたが、まもなく死亡しました。

当時、海は荒れておらず、寒作さんは釣りざおを持った状態だったということです。警察は、誤って海に転落した可能性があるとして、詳しい状況を調べています。

三重 桑名 貝を採っていた男性3人溺れ うち2人重体

7日午後3時前、桑名市長島町の海で「アサリを採りにきていた男性3人が溺れた」と、通りかかった人から消防に通報がありました。

3人はいずれもベトナム国籍の20代でこのうち1人は自力で安全な場所まで移動しけがはありませんでしたが、2人は岸からおよそ30メートルほどの場所で消防に救助され、意識不明の重体だということです。警察は、3人と一緒にいた人から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。

岐阜 長良川で19歳の男性が流され死亡

7日午後4時前、岐阜市を流れる長良川の長良橋近くで「5、6名のグループのうち、男性1人が流された」と近くにいた人から消防に通報がありました。

男性は泳いでいた場所からおよそ300メートル下流で、水深2.5メートルほどの川底に沈んでいるのが見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

警察によりますと、死亡したのは関市の専門学校生、森裕貴さん(19)です。

森さんは友人と遊びに来ていて、水深の深い場所で泳いでいたところ、溺れて流されたということで、警察が当時の状況を調べています。

愛媛 西条市の加茂川で小学生女児溺れ死亡

7日午後4時ごろ、愛媛県西条市の加茂川で「小学生の女の子が川でおぼれ、意識や呼吸がない」と近くにいた人から消防に通報がありました。女の子は、救助されて病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。

警察によりますと、亡くなったのは新居浜市に住む10歳の小学生の女の子で、川遊びをしていたとみられるということです。現場は、家族連れなどがキャンプなどで訪れる場所で、警察が当時の状況を詳しく調べています。

高知 仁淀川 あゆ釣りをしていた61歳男性が死亡

7日午前、高知県越知町の川であゆ釣りをしていた61歳の男性が流されて死亡しました。

7日午前8時半前、越知町を流れる仁淀川であゆ釣りをしていた男性から「仲間が川に流された」と消防に通報がありました。

警察や消防が捜索したところ、川の中に浮かんでいた男性を見つけて救助し病院に搬送しましたが、その後、死亡しました。

警察によりますと、亡くなったのは、高知県佐川町の自営業、須内知章さん(61)で、発見された場所から700メートルほど上流で、仲間とともにあゆ釣りをしていたということです。

警察が当時の詳しい状況を調べています。

福岡 古賀 77歳男性 海岸で倒れ死亡

7日午後1時45分ごろ、福岡県古賀市鹿部の海岸で、「波打ち際に男性が倒れている」と通行人から消防に通報がありました。

警察によりますと、倒れていたのは福岡市城南区に住む豊田博さん(77)で、意識がない状態で福岡市内の病院に搬送され、およそ2時間後に死亡が確認されたということです。

豊田さんは友人の60代の男性と一緒に海で泳いでいたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

石川 白山 海で泳いでいた30代男性が行方不明に

7日、石川県白山市の海岸で、海に入り泳いでいた30代の男性の行方がわからなくなっています。

消防によりますと、7日午後6時すぎ、石川県白山市の徳光海岸に家族で訪れていた女性から「夫が海に入ったあと行方がわからなくなっている」と通報がありました。

警察や消防によりますと、行方不明になっているのは、石川県内に住む30代の男性ということです。

警察や消防は男性が遊泳中に溺れて海に流された可能性があるとみてヘリなどで付近の海域の捜索を続けることにしています。

《水の事故 防ぐポイントは?》