【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(7月4日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる4日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナ、およびロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ウクライナ ロシアとの一時的な停戦を促す動きに警戒

ウクライナのゼレンスキー政権は、ロシア寄りのハンガリーのオルバン首相がウクライナを訪れるなどロシアとの一時的な停戦を促す動きが出ていることに関して警戒を強めています。

ロシア寄りのハンガリーのオルバン首相は2日、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、ロシアとの一時的な停戦と和平交渉の開始を検討するよう促したことを明らかにしました。

停戦をめぐる提案についてウクライナのポドリャク大統領府顧問は3日、ロシアは仲介者たちを通じてウクライナに戦闘をやめさせるという要求を通そうとしていると指摘しました。

その上で「攻撃されている国に一方的な停戦を迫るというキャンペーンに関わっている人たちとは何なのか」と警戒や反発を強めています。

また、ロイター通信によりますと、ウクライナ大統領府のイエルマク長官は2日、訪問先のアメリカの首都ワシントンで、自身が大統領になれば戦争を24時間で終わらせることができるなどとするトランプ前大統領の発言を巡り「領土の一体性や主権といった非常に重要なことで妥協するつもりはない」と述べたということです。

ゼレンスキー政権は、来週開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議を前に多くの高官をワシントンに派遣しています。

ウクライナとしては、アメリカ側に対して軍事支援の強化を求めるほか、ロシア軍の撤退などを盛り込んだ、ウクライナ提唱の和平案を実現することが重要だとする立場についても改めて理解を求めるとみられます。