竜巻か 動画や画像 SNSに相次ぎ投稿 激しい突風に十分注意を

滋賀県と愛媛県、それに島根県では竜巻のような、雲から伸びる白く細い筋をとらえた動画や画像がSNSに相次いで投稿されました。

18日は発達した低気圧や上空の寒気の影響で、北日本から西日本の広い範囲で風が強まり、大気の不安定な状態が続いていて、気象庁は暴風や高波、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。

18日午前9時ごろ、滋賀県米原市磯のびわ湖付近で撮影された映像です

上空を覆う雲から白く細い筋がのびている様子が確認できます。

水面はザーと音を立てて波打ち、ゴーという風の音も聞こえます。

撮影した親子によりますと、家の中にいたところ突然風の音が聞こえたため窓の外を見ると、柱状の雲がびわ湖の竹生島を背に10分ほどかけて北西へ移動していく様子が見えたということです。

親子は10年以上びわ湖の近くに住んでいますが、今回のような雲を見たのは初めてで、その後は風も落ち着いて晴れたということです。

18日午前8時ごろ、愛媛県松前町の住宅地で撮影された画像です。

上空を覆う雲から白く細い筋がのびている様子が確認できます。

また、同じ時間帯に撮影された動画にはあられのような氷のかたまりが横なぐりに降る様子が写っています。

撮影した女性によりますと、夜中からあられのようなものが降り始め、朝になって外を見ると柱状の雲が見えたということです。

風も強かったものの、撮影した時点では周囲で被害などはなかったということです。

18日正午すぎ、島根県隠岐の島町の展望台から撮影された撮影した映像です。

上空を覆う雲から白く細い筋が海面に向かってのびて、水しぶきをあげながら移動している様子が確認できます。

また、ゴーという風の音も聞こえます。

撮影した女性は17日に東京から訪れたということで、「展望台にのぼったときに竜巻のように渦を巻いているのが見えました。風が強く、きょうはフェリーや高速船も欠航しています」と話していました。