共和党
候補者

フロリダ州知事 ロン・デサンティス氏 (撤退)

  • 1978年9月14日  フロリダ州で生まれる 2024年11月5日 (大統領選挙投票日) 時点で46歳

  • 2012年  フロリダ州選出の下院議員に初当選

  • 2018年  フロリダ州知事初当選

トランプ氏最大のライバル?

ロン・デサンティス氏は南部フロリダ州出身。名門イェール大学と、ハーバード大学ロースクールを卒業し、2018年に当時のトランプ大統領の全面的な支援を受けてフロリダ州の知事に初当選しました。
新型コロナの対応では感染が拡大し、ほかの州で対策の徹底が続く中、経済回復を優先して規制をいち早く解除しました。また、学校現場でのLGBTなど、性的マイノリティーの教育を規制する法案を成立させたほか、移民にも厳しい姿勢を示し、法的な手続きを経ずに入国した人々を移民に寛容なリベラル色の強い州に調整なしに送り込むなど、保守強硬な政策を次々と打ち出しています。
その政治姿勢や主張から「ミニ・トランプ」と呼ばれたこともあります。
一時は「トランプ氏の最大のライバル」と言われましたが、2023年春以降、支持率が伸び悩み、トランプ氏に大きく引き離されています。
デサンティス氏は2024年1月21日、自身のSNSにビデオメッセージを投稿し、「私たちには勝利への明確な道筋がなく、今日選挙戦を取りやめる」と述べて選挙戦から撤退すると表明しました。そして、「共和党の候補者選びの有権者の大多数がトランプ氏にもう一度、チャンスを与えたいと思っていることは明らかだ。トランプ氏は現職のバイデン大統領よりも優れている」と述べてトランプ前大統領を支持する考えを示しました。
デサンティス氏は1月15日に行われた党の候補者選びの初戦の中西部アイオワ州の党員集会では2番手につけたものの、トランプ氏に得票率でおよそ30ポイント離されました。また、1月23日に第2戦となる予備選挙が行われる東部ニューハンプシャー州では事前の世論調査でヘイリー元国連大使に次ぐ3番手となっていました。