共和党
候補者

元国連大使 ニッキー・ヘイリー氏(撤退)

  • 1972年1月20日  サウスカロライナ州で生まれる 2024年11月5日 (大統領選挙投票日) 時点で52歳

  • 2004年  サウスカロライナ州下院議員に初当選

  • 2010年  サウスカロライナ州知事に初当選

  • 2017年  トランプ前政権で国連大使に就任

「世代交代を」

ニッキー・ヘイリー氏は南部サウスカロライナ州出身。
インドからの移民2世で州議会議員を経てサウスカロライナ州で女性初の知事となりました。2017年からはトランプ政権で国連大使を務め、北朝鮮への対応では中国やロシアなどと交渉してかつてなく厳しい安保理制裁決議を主導しました。多くの閣僚や高官がトランプ氏と衝突したり更迭されたりして政権を離れる中、国連大使を離任する際にもトランプ氏との良好な関係を維持した数少ない人物とされています。
ヘイリー氏は演説で「民主党に負けるのが嫌ならば新たな世代に託してほしい」などと世代交代の必要性を訴えています。

ヘイリー氏は3月6日午前、地元の南部サウスカロライナ州チャールストンで演説し「国じゅうから寄せられた多くの支援に感謝の気持ちでいっぱいだが、選挙戦をやめる時がきた」と述べて、選挙戦から撤退すると表明しました。
ヘイリー氏は3月5日のスーパーチューズデーで、トランプ氏に15州のうち14州で勝利されて一段と差をつけられていました。

ヘイリー氏の撤退によって共和党から立候補していたトランプ氏以外の主要候補がすべて撤退することになり、トランプ氏が夏の共和党大会で指名を獲得することが確実な情勢となりました。

ヘイリー氏は6日の演説でトランプ氏に祝意を示す一方、支持は明言せず、「トランプ氏が党内外で彼を支持しなかった人たちの票を獲得できるかどうかは彼次第だ。最良の政治は人々を遠ざけるのではなく、みずからの大義に引き入れることだ。彼は選択する時だ」と述べました。